2018年3月17日 19:15

曳家岡本・足立区竹の塚でお寺を嵩上げします!

足立区竹の塚でお寺を嵩上げ

1309年に開創されたという足立区竹の塚にある「延命寺」

欄間の迦陵頻伽・内法貫の龍・木鼻の獅子や獏などが、かなり立派です。

で・・・このお寺が少し沈下している+欅の柱が斜めになっていると云うわけで・・・弊社にお声がかかりました。

実は始めにお話いただいてから、実際に着工させていただくまで4年近くかかりました。

こうした工事は檀家さんたちのご寄付で行われますので、その準備に時間がかかります。

今回はGLより2mの嵩上げをしておいて、薬液注入工事をして地盤改良を施してから、基礎を造り替えてからそこに据えつけるまで。を担当させていただきます。

自分たちにとっては、いつもの工事なんですが・・ご住職やご関係の皆さまの神経質になられれているお気持ちに応えて、安心していただけるよう頑張ります。

基礎の造り替えのための、据え置き期間を含めると4カ月の長丁場。

今は、解体、切り離しをしてもらいながら、

宿舎の準備(自分は江東区から通勤)をしています。冷蔵庫や洗濯機を借りた部屋に運びました。

来週後半からはジャッキを掛け始めます。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。