まだ福島にいるの?と言われますが(汗)この手間を見てください。

感動的な引き締め作業(未見の方は前回のブログ見てね)が終わると、ここからはひたすら床下で基礎を造り直す苦行です。
親方としては、人を入れて、堅田さん、宏くんのサポートをしてもらう段取りをします。
トップバッターは、宮村棟梁に推薦されて山形から来てくれた本田棟梁。
たぶん7年前くらいに香川県の島田棟梁の工場で実施された「ミニ削ろう会」で挨拶して、その後、彼が奈良で修行してた頃にも何度か現場見学に来てくれてました。
やっぱり大工さんいると早いです。細工も、きれいです。
型枠が完成しますと、コンクリート打設です。
新築だと、生コン車を手配して一気に流しこめますが、床下でのコンクリ詰め作業は時間が掛かりますので、手練りをしつつ。
床下に向けてバケツリレーのように運びます。
なので、人手が欲しくてかなりしつこくお願いして、わざわざ盛岡から職業能力開発総合大学校の的野先生と北條さん、三谷さんに来て頂きました!
的野先生の超絶感動体験記はfacebookの「岡本直也」のページでも読めます。かなり面白いですから、ぜひ読んでください!
そして、トドメは近くの基礎屋さんにも参加して頂きました。
から練りしてきてもらって、現場でミキサーで練ります。
床下から出てくる堅田部長の雄姿。彼が死んだら辞めます。
いや、本当に宏くんも熱中症一歩手前になったり、かなり堪えています。
「手伝ってくれる人がいるうちに進めておこう!」と歯を食いしばって10日間の連勤をしました!
良い工事をしよう!という気持ちを大切に出来る親方でありたいです。
堅田さんたちが、床下で苦行してくれている間に愉しい独立柱の基礎の造り換えをサッサとニヤニヤ一人でやるような人でなしはいけないです。
床下から出て来た堅田さんに「姿が見えないんで、予想はしてましたけど。やっぱりやってますね」と咎められます(笑)
でも、ほら・・シルバー人材の人に来てもらってもこんなことしてはくれませんから、許してね(笑)
基礎も雄々しく完成しました。
プロが視れば、床下でバイブレーター使えない環境でどの程度の練り具合、セメントの配合か?察せるでしょうが、
出来る限りのことはしました。
↑枕木組んでいたところも、こうなりました!
↓ビフォア画像です。
がんばりました!
JVさせて頂いている「我妻組」我妻さんには「一晩くらい、米沢にお肉食べに来てくださいよ!」とお誘いいただきましたが。
ドロドロに疲れて伺うこと出来ません。
肉好きの自分としては断腸の想いです(嘘。ビーガンです。)
途中、自分は家内と合流して10年前に工事させて頂いた石巻市雄勝町のモリウミアス(旧 桑浜小学校)にご挨拶に伺わせて頂きました。
若いスタッフさんたちは、この校舎が貯水池が崩れて土砂に押されて真ん中が「く」の字のように校庭側に歪んでいたものを直したことを知らなくて・・・直したことを気づかれない。というのはある意味、曳家にとっては一番の褒め言葉ですから、嬉しくも寂しい初老の職人です。
52歳の自分の仕事ぶりを改めて見ると限られた条件下でなかなか上手い落としどころで肝を抑えてました。
歳とるとだんだん厳しくなってきて凝った仕事をしようとするのはある意味、お施主さんに金銭的な負担を強いるんで良し悪しだな。
新しくなった豪華な体育館で、もっと手を入れさせて貰いたかった部分の話や、油井さんから継続していることで可能になったことを伺いました。
ともかく自分たちはサーカス団のように次の土地で移動して行きます!
ありがとう!南相馬市!「すずき食堂」炒飯最高!冷麺も。
堅田さん、宏くんに惜しみない拍手を!
- 千葉県松戸市で2×4住宅の沈下修正工事やってます!
- 疑似洋館建築のバルコニー柱脚、礎盤の取り換え
- 高知県佐川町の旧 青山文庫の修復 始まりました!!
- 2025謹賀新年 V-doscのように!
- 錦糸町で鉄骨4階建て完工 Tokyo is burning!
-
宮木寛信さん(2025/01/27)
-
宮木寛信さん(2025/01/26)
-
hikiyaoさん(2025/01/06)
-
まんぼうさん(2025/01/01)
-
hikiyaoさん(2024/05/23)
コメントを残す