新潟市江南区で痺れるような沈下修正(難)工事始まりました!
今回は弊社、曳家岡本が新潟入りしてもっとも手間がかかるだろう現場です。
↑の画像は上り框の内側です。何度かの増減改修の跡も生々しく、かつてあった玄関部分の土間が遺っています。
そうした事情ゆえ、床下の人通口が存在しない箇所もあって、3口の点検口を新たに造っていただいて、床上に出ては隣の部屋に入る。を繰り返さないとなりません。
もちろん床下の配管も痺れるような高さにあります。
1回や2回なら宏くんに無理してもらって潜り抜けられますが、この後、ジャッキをセットしたり基礎補修を繰り返します、100回は行き来しますから、そのうち配管を傷めてしまいますので配管の位置を捌いて貰いました。
現地調査に伺った際に、床下の深さが浅く、潜ることが出来ませんでしたので、自分たちが入る前までに床下を漉き取っていただいてました。
それでも、漉き取りが足らない部分や進入出来ず諦めていた範囲もあって、堅田さんたちが現場入りしてから80体ほどの土のう袋分を床下から新たに搬出しました。
ここらへんの細かな作業は、実際に工事をする者でないと判断がつかない部分もあるので仕方ないな~と思いつつ、作業です。
諸経費を支払うのを「仔細が、明示されない納得出来ない費用を払うことはお断りします」と言う施主が、います。 しかしよく考えて下さい。 工事が、始まってから予想外の問題が発生した場合に毎回作業を停めて説明してから工事を再開する待機時間のロスを考えるとそれは無しです。
病院で手術承けている最中に予想外の腫瘍が、見つかったけど、麻酔が切れるのを待って納得してもらってから再開するなんてしません。 曳家岡本では諸経費を支払い出来ない。と言う施主からの依頼はお断りさせて頂いてます(゚∀゚)ね。
今回のお家は全面リフォームをされたばかりですので、たいへんきれいです。
それゆえ、床を剝がしたり、キッチンを撤去することを出来る限り避けるために頑張ります。
それでもユニットバスは一旦、解体をお願いせねばなりませんでした。
こちらのユニットバスはリフォーム時に位置を変えているので本来だと「新築時からのユニットバス扱い」になります。
しかし将来、液状化で家が傾くことを前提にリフォームしているわけではありませんから。
床下からユニットバス直下に進入してゆける人通口がありません。
そして一部の基礎を解体して進入したとしても狭いユニットバス下で鉄工所さんが溶接をすることが容易ではありません。
実はこちらのお家の3分の1程度の範囲はアンカーボルトがM16なんです!!!!!WHY?他は通常のインチサイズ。
それゆえに「伸ばしナット」が使える範囲はそれを使用しておいて一部は溶接となります。
と、まあ遅い盆休み後の現場としてはなかなか痺れるような手間のかかる現場です。しかしこのような現場でこそ曳家岡本の経験や手間の掛け方が活きると思うと嬉しくもあります。
新潟では信濃川水系の水位の問題で躓いているアンダーピニング工法施工業者さんがたくさん泣いています。
我々も今回は、無関係と行きませんでした。
そのことは次回のブログで~~。
ps
遅い盆休み中には、住まいるlab・群馬県支部さんの主宰のセミナーで愚痴を聴いて頂きました。
参加者の方からは「愚痴もリアルで為になりました」と慰めて頂きました><生形棟梁サンキュー!
うちの奥さんとの、映画鑑賞は今回はギリギリ間に合いました!
「密輸1970」
1970年工場の公害で鮑が獲れなくなった海女さんたちが生活のために日本からのカラーテレビなどを密輸するのを手伝う。それを知った地元ヤクザが金塊の密輸の手先として海女さんを使おうと接近してくる。というサスペンスでした。なかなか面白かったです。
ps
お気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com
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