2024年9月27日 5:30

新潟市江南区の沈下修正工事現場水没しました(泣)

再び能登半島を襲った災害、能登半島豪雨の影響で新潟江南区の我々の現場も水没しました!!

床下もこんな感じです。

株式会社 加藤淳設計事務所 – 新潟で設計士とつくる耐震等級3のデザイン住宅 (jun-arch.com)
さんとご一緒されている新潟市の注文住宅・リフォーム・リノベーション – Ag-工務店 (eiji-arch.com)さんに、雨が上がったばかり、日曜にも関わらず排水ポンプを持参していただき水出しをして、翌日は現場休みをしました。
予定が押してますが・・・こればかりはどうしようもありません。

水が引くのを待つ間に、ユニットバスの解体が終わってましたので、そこだけ自分がジャッキセット。
お施主さんからは「もう1度、液状化が起きた時に解体しなくて済む設置方法は無いでしょうか?」と尋ねられました。
そうなんですよね。今の車とか壊れたら修理でなくて部品を交換ですもんね。
ここらへんは建築士さんに精査していただくしかないです。

M16のアンカーボルト部分は切断。


インチタイプは「伸ばしナット」を出来るだけ使用(床勝ちの部分は壁の解体を避けるために溶接です)
「伸ばしナット」と「溶接」を併用すると若干、割高になりますが。
建築士が監理する現場であれば当然、アンカーボルトの切断を少なくしたいと考えるのは当然です。


↑伸ばしナットに繋ぐための全ネジボルトを切断中の宏くん。


何種類ものジャッキを使い分けながら、斫り穴を可能な範囲で小さくします。


床下の2人がどこにいるのか??

もし?自衛隊に入っても実戦での匍匐前進では負けません。


やっと揚がり始めました。今回は苦戦してます。
施工の合間にも楔を入れては万が一のバックアップは当然です。

既に、沈下修正工事完了後の止水対策は協議済みです。
液状化起きると地盤が下がる→信濃川水系の水位が高いエリアなので費用対効果を検討しつつ最善策を、工事関係者は考えなければなりません。

夕方、道路向かい側のご主人に我々の工事車両が停まってご迷惑おかけしていることを謝罪したら、すごく感じ良く「いやいや気にしないでください」と言ってくださり。逆に幾つかご質問いただきました。

ps
雨天待機日を利用して、補助金申請の手続きに行ってました。



なんかコロナ検査場を思い出す風景でした。
待合室で、若いご夫婦がリフォーム会社の選択について話し合っているのが聞こえてきて、自分がアドバイスしてやりたくなりましたが、怪しい営業と思われると辛いので自制しました(苦笑)

お気軽にお問い合わせください。全国対応です!
昨日、ある「島」から問い合わせ来て嬉しくなってます><
hikiyaokamoto@gmail.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近の投稿
コメント
アーカイブ
能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。