新潟撤退前ラストスパートです!
この9か月でもっとも重くてジャッキの台数を使ったお家もなんとか持ち揚がりました。
帰りは戸締りと安全です。
土台下に楔を打ってゆきます。
自分たちが離れている時に震度5くらいの地震が来ても心配ないよう細工してゆきます。
実際には震度6を経験しましたが傷んだりは無かったですが、同じ震度6でも揺れ方に依ってはまた違うんで、ここは震度5と書いておきます。
ところで施工中に大地震が起きた場合の責任の範囲はどうなるのか?と云うとこれは各社、契約書によりますが。
弊社の場合は「免責とさせていただきます。」「そこまでの作業にかかった実費は請求させて頂きます」と明記させて頂いています。
今回は約60本のアンカーボルトを伸ばしナットを使用して切断することなく緊結しましたが、それでもサッシや敷居、上り框下に25本ものアンカーボルトありました。そこは溶接して頂きました。
※敷居やサッシの下は荷重を受けている場所ではありませんので、切り飛ばしたまま。もしくは金物で留めるだけを選択される建築士さん工務店もいる中、m-studio(エム・スタジオ) – 女性建築家とつくる新潟の新築注文住宅・リフォーム 人見さんが緊結にこだわった施工を選ばれました。
※前回のブログでも書きましたが、予算や築年数で選択肢は変りますので「絶対」はありません。
水平になりましたら、基礎修復です。
まずは基礎パッキンを土台下から貼り付けてゆきます。
この時も、基礎パッキンがキマルように下から楔を叩き込んでゆきます。
堅田さんに「親方、楔使いすぎですよ」と指摘されますが・・・心配症なんで(汗)
※浴室は先にほぼ仕上がりました。3枚前の画像と比較してください。
基礎修復を左官さんに任す方、多いですが左官さんは化粧を整えることを仕事としてます。
基礎梁という構造を復元してくださるよう伝えているのかな?
人見さんは過去に同業他社と仕事された経験があって、今回、我々と仕事をする中で。
「こんな風に相談しながらより良くしよう。という話が出来るのは良い経験だよ。判らないとただ業者にお任せにしてしまうけど。なんでもそうだけど、」と言ってくださいました。
10月25日(金)住学の皆さんが送別会を開いてくださいました。
司会はもちろん庄司さん、建築士会から相田さんも来てくださってほぼ脱線することもなく、ずーっと沈下修正工事に関する議論。
最期は、堅田職長と感謝の言葉。ここもすごく簡潔でさっぱり終わりました。
新発田を「しばた」と読めるくらい新潟成分が強くなった曳家岡本一同ですが
硫黄泉成分強めの「だいろの湯」のスタンプカードも満杯です。
ps
12月4日(水)千葉県建築士会主宰で「構造から直す本気の住宅再生」セミナーを開催して頂きます。
ブログ等では公開出来ない画像も含まれますのでぜひご参加ください。
コメントを残す