『BLUE GIANT』DAIのように遠回りしてきましたが。
東京都町田市での土台揚げ沈下修正工事。
前回のリフォーム時に、どうやら現場に入られた大工さんが床の水平を是正するための、木束の下に楔を入れて調整していました!
なので、今回の工事では水平に戻ったお家に合わせての床の貼り直しとなります。


狭く配管、設備が多い部分は宏くんが苦労しながら匍匐前進してモルタルを詰めてくれてます。


↑この沈下量を床で調整(ごまかして)いるわけですからどうしても違和感あったはずです。
そして、水平に直す工程で「本来であれば2階の隅の通し柱が存在しているはずの箇所」(詳しくは前回のブログを読んで下さい)をジャッキアップする過程で「揚がらないわけではないけど、予想より重かった」と武藤棟梁にお伝えしたところ。
武藤棟梁
「親方と、堅田さんが重いって云うんだったら柱入れた方が良いですよね」
元々、壁を直す予定もありましたので範囲を少し拡大して壁を解体して、柱を入れました!



以下、ドラえもんがのび太に意見する声をイメージして読んでください。
「武藤くんはいつもそんなことばかりしているから儲からないって奥さんに叱られるんだよ」
うちの奥さんに、今回の話をすると「あなたにそう言われるなんで本物だね」と苦笑いしてました(汗)
自分の方は、相変わらず首都高通勤で疲弊した後に・・・


使い終わった工具の運搬を次の現場である新潟市まで、まずは2回のピストン輸送。


今年は全般にまだ寒い日々ですが、新潟方面はまだ普通に雪が残ってます(撮影日は、2025/3/31)
東京の感覚で、先週ノーマルタイヤに換えたばかりでしたので湯沢のあたりでタイヤ規制が出てしばらく足止めとなったり、まだまだ新潟県民になるのは遠いな。と反省させらました。
ps
プロJAZZミュージシャンを目指すDAIを主人公とする『BLUE GIANT』の中にドラマーのゾッドがDAIを評してこう語る場面があります。
「あいつは遠回りをするんだ。JAZZをやるならNYに来るべきなのに、ミュンヘンやハンブルグ、西海岸を廻ってからNYに来てるんだ」という台詞があります。
自分も実はブログを始めた頃、「教育的ウラ指導」「合格ロケット」の荘司さんから「岡本さん。もっと判り易いことを書かないと仕事獲れないよ」と散々、忠告されました。
それでも自分は良い悪いが判断し辛い業種ゆえ、建築士に向けてだけブログを書こう。建築のプロから見て「この職人の施工内容は信じられる」と思ってもらうことが目先の受注より大切だ。と思って読みつらいかも?なブログを続けてきました。
それなのに、今では一般の方からのお問い合わせも増えました。
明後日4月5日(土)は岡山でのセミナー。

そして6月5日(木)は「住宅ビジネスフェア」ビックサイトでの特別講師を務めさせて頂きます。

堅田職長といつも言います。
「特別なことはやってません。真面目にやるのみです」
お気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com
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友平裕三さん(2025/06/30)
2件のコメント
親方〜読みながら笑っちゃいました。
まぁ、見てを聞いたらやらずには居られませんよね😅
お客様目線で考える前に答えは出ました。
次もよろしくお願いします〜
むとう棟梁
奥さまに叱られますよ!