2026年7月5日 8:02

石川県珠洲市で土台揚げ沈下修正工事始まりました!



半年ぶりの能登半島。
昨年末に比べて格段に主要道路は直されていました。
本当にご苦労様です。そして人間の力って凄いなーと感動します。

と、思いながら気を抜くとまだまだ通行止めに当たってしまって、引き返してしまうこともあります。


今回は、先に薬液注入工事をして貰いN値を上げてから土留めを造り直すところから始まりました。
そうした段取りは協力業者各位の日程調整に胃がきりきりします。





現場の方はいつも通りですが。

能登での工事の最大の妨げは、宿事情の悪さです。
道路や港湾施設の復旧の為に招聘されているゼネコン大手の作業員の皆さんは宿舎や東京並みの料金になっている数少ないホテルに泊まれていますが、
民間からの依頼の現場では、空き家を借り上げて共同生活をされているチームが多いように見受けられます。
しかし、それはトイレや風呂の順番待ちをしなくてはならない過酷な生活を強いることになります。
曳家岡本では出来る限りシングルユースで生活してもらいたいと思っています。
そこで今回は七尾市にあるマンスリーマンションを借りて、堅田さんと宏くんに片道1時間30分かけて通勤してもらっています。
ガソリン代も掛かりますが、住環境は大切です。

自分はそんな中で、高知の倉庫から運んだ工具で3日間、一緒に作業した後に、今度は千葉の倉庫からの工具を積んで現場に戻ります。
片道12時間程度ですから、途中泊はしますが、もう若くはないので自分でスケジュール組んでおいて、「きついなー。こんな行程組むんじゃなかった」
と後悔するのですが、現場の進行状況に合わせて工具が到着していないといけませんから、やむを得ないところです。
自分は3日間、富山県高岡市から片道3時間かけて通いました(涙)

寂しい場所で寂しいホテルに泊まりますが、堅田さんと宏くんも色々と耐えてくれていると思うと、親方として出来る我慢はします。


※下の画像は「倉敷の会」解散後にホテルまで徒歩で帰る道中です。味があります。



熊本地震の時もそうでしたが、なぜ?ホゾが抜けた土台を引き締めずに壁紙貼って「直した」と云うのでしょうか?
それは「直した」ではなく「ごまかした」じゃないのでしょうか?人間で云えば関節が抜けかけた状態ではないのでしょうか?

今回の付帯工事をご担当してくださっている地元の工務店さんと話すると「みんな本当は直したいんです。しかし補助金は完工してからでないと出ないのではじめにまとまった契約金を銀行から借りられる方でないとこういう工事を依頼できないんです」


道の駅に併設されている食堂はテーブルの上には団体名の書かれた名札がびっしり。入れなかった方は外の鉄道、バスの待合スペースで食事されています。
この方たちは観光客ではなくてボランティアのみなさんだそうです。
地元の建築関係者と話すると「今はたくさん仕事があって、人も来てるけど。5年後はどうなるんだろう」とご心配されていました。

ps
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電話、webでの相談は無料です。
現地調査は交通費+30000円頂いております。全国どこでも伺います。
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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。