千葉県茂原市で沈下修正工事やってます!

こんにちわ。
「解体屋ゲン ベストセレクション版  曳家岡本編」連動企画として!自分も近年のブログの中から読んでいただきたいなーというものをピックアップしました。
幾つかの曳家、沈下修正施工者の中で、曳家岡本という会社はどういうところに気を配っているか?を感じていただけるかと思います。よろしくお願いいたします。

曳家には流派がある。 2021年4月1日
www.hikiyaokamoto.com/archives/3032

曳家と大工が相判する理想の根継ぎ
www.hikiyaokamoto.com/archives/3222

地盤改良して基礎を造り換えたところへ古民家を曳き戻す
www.hikiyaokamoto.com/archives/date/2020/04

千葉県御宿で古民家の沈下修正
www.hikiyaokamoto.com/archives/2445

反則技で「社」を直す
www.hikiyaokamoto.com/archives/3687
www.hikiyaokamoto.com/archives/3756
www.hikiyaokamoto.com/archives/3831

輸入住宅を直しています。
www.hikiyaokamoto.com/archives/3740
www.hikiyaokamoto.com/archives/3801

「揺れる想い」です。
www.hikiyaokamoto.com/archives/3844
www.hikiyaokamoto.com/archives/3756

「三体の家」工事中断

www.hikiyaokamoto.com/archives/4116

間もなく連載1000回を迎える漫画「解体屋ゲン」。
掲載は「週刊漫画times」という、最近では「妻小学生になる」、「信長のシェフ」「蔵の宿」が連載されている雑誌です。

そんな「解体屋ゲン」に、当職(曳家岡本)は、実在の人物としては異例のセミレギュラー出演させて頂いて、既に11年になります!
毎年2話~5話程度、自分たちをメインにすえた「ほぼ」実際の現場のエピソードを漫画化する。という、たいへん実験的な試みを
続けていただいています。

漫画に登場させていただくなった経緯などは巻末の原作者 星野先生との対談をお読みいただくとして、
ここでは自分だけが勝手に設定しているロクさんと自分の関係を告白しておきます。

自分の登場するはじめてのエピソードで、曳家のロクさんは自分の父で先代である「次男(つぎお)」を訪ねてくるのですが。
自分が跡を継いで曳家をやっている姿に驚いてくれます。
実は、ロクさんと父は昭和27年に高知市上町にありました「四国銀行」上町支店の曳家工事をする際に、
東京から来た指導者と、現地の手元という立場で出逢っています。


※旧四国銀行 上町支店の画像を見つけらませんでしたので、画像はイメージです。

この工事は当時としてはRCの大型建築物を曳家するという画期的な工事でした。
その証拠に自分が埼玉県見沼区で曳家工事をしていた際に見学に来てくださった「曳家・家起こしの技術」の著者 岡部則之先生が、
「あれはあなたのお父様の工事だったんですか!!私の本に掲載したくて資料を集めていたんですが、工事業者名が判らなくて掲載を止めました」と言われました。
もちろん当時の父親は、まだ20歳の若造ですから、親方ではありません。
ですが、この工事への参加が当時、大工の弟子をしていた父が曳大工に転向するきっかけになったそうです。

この時の東京から指導に来た記録に残ってない曳家職人がロクさんだったとして、父から自分へ技術は継承されました。
そんなわけで、ロクさんは高齢になって孫弟子の自分に現場を任せてくれている。と思って読んでください(笑)

さて・・お待ちかね。

「曳家岡本編①」の発売を記念して=読者プレゼント=

応募方法は

1,読んで面白かったエピソード

2,どう面白いと感じたか?

3,作者もしくは岡本へのメッセージ

をtwitterもしくは、facebookのメッセージ機能を使用して岡本宛にお送りください。
11月15日締め切りで、原作者 星野先生と岡本の審査のうえで、優秀者2名に「曳家岡本」コーチジャケットジャケットをプレゼント!

曵家岡本ジャケ (2)

主要取扱い書店
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高知県土佐市で土台揚げ沈下修正工事をやってます。
土台揚げの場合、玄関部分や風呂場のタイルの縁切りは必須です。
どれだけ土台より上部を傷めずにきれいに切り離すか?その配慮ぶりで、その施工者の誠意が見えるというものです。

ここはタイルの貼りつけが厚くて6cm近くあります。
切れ目を入れてますが、傷めないよう気を使います。


傷めないようにと云えば、今回はたいへん大きなお家でして、1階だけで45坪ほどあります。
下屋と2階の接合部に「谷」があります。
沈下している側を早く揚げてしまいたい気持ちに駆られますが・・
2階が乗っている部分をほんの2mm程度勝たせるつもりで揚げないと、「谷」を傷めます。
ジャッキアップ前には、堅田部長と確認です。

「そんなこと言われないと判らない奴は曳家辞めろですよね」と自信に溢れた言葉を聞きながら、
頼もしいい先槍りの存在を嬉しく思います。


小心者の自分ですが、平屋部分については、出来る限りコーナー部分のオリジナル基礎を傷めないように「ここまで逃げても持つ」という何センチ寄せるか?を攻めてゆきます。

それと今回は、一部を省いて高知の倉庫から出した資材でやりくりしてますので、軽い部分は、安い中国製のオイルジャッキを使ってます。
「弘法筆を選ばず」と云いますが、自分は工具選びまくりです。


今回は150台くらいのジャッキを使用してますので、大引きの受けなどには、最近ではめったに使わない建築ジャッキさんにも出てきていただいてます。


木村建造 木村棟梁の主宰される「大工の会」に参加させていただいて、ご縁をいただいた電動工具メーカーMAXの窪さんより、
「普段は東京の事務所にいらっしゃいますか?」とメッセンジャーが来たんですが。
もちろんそんなわけなくて「うちは、自分を入れて3名だけの小規模事業者ですから、一緒に回ってますよ」と返信いたしましたので、↑は証拠写真です。

でもねー。
ベルナルド・ベルトルッチが潤沢な予算で「ラストエンペラー」を撮影しているスタジオからさほど離れていない場所で、
ピエロパオロ・パゾリーニは乏しい予算で「ソドムの市」を撮影していたわけですが、(その非業の死を省けば)彼はそんなに自分のことを不幸だと思っていなかったと思います。

曳家岡本は決して大会社でありませんが、自分は自分が「想像する」施工品質を理解してくれる仲間と、それを支持してくださる依頼主さんに恵まれています。

※お気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com

ある補償工事の積算の問い合わせで「ざっくりで2000万円」と答えたら、
「そんなにもかかるんですか!!」と言われたので。
「この建物を解体して復元すると2億円はかかりますよね?」と云うと、
「いやそれでは収まらないです」との返事。
じゃあ!!!2000万円高くないではないか!!堅田部長に言わすと「親方 顔色変わってましたよ」だそうです(汗)

なんかなー。議員さんや、建築士さんに対しては失礼な発言を控える方も「職人」に対しては言うよな。むかつく。

東京都大田区で沈下修正工事をやってます!
この辺りも当然、地価は高額で、土地の有効活用のために要塞のような擁壁の上に、お家が並んでいます><


プレ老人の当職としては、これ高齢になるとつらくならないのか?
それとも日頃の鍛錬になるのでこれは良いことなのか?などと遠い目で考えてしまいます。

こちらのお家の沈下測定は、なかなか一筋縄では行かなくて、業者を変え、お施主さん自身もレーザーポインターを購入されて計測されてたんですが。正解が出ないまま、とうとう弊社が床下基礎天端で計測して、正解を提案するということになりました。
なので、徳島の現場終わってから、高知県で親方業があった自分の代わりに、堅田部長に一足先に計測に入って貰いました。

常識的に考えれば、切土側の沈下は無く、擁壁側の盛り土部分の転圧不足による圧密沈下と考えられるのですが。
2階の廊下部分に短い距離で目立つ傾斜がありました。
自分としては、この廊下は切土に接していますから、沈下しているとは考え辛く、床貼りの施工ミスを疑っていました。
結果、自分の予想通りの沈下でした。
裏側のウッドデッキ周辺の4mm程度の沈下も、基礎天端では計測出来ませんでしたので、これも床の貼り方に問題があるかもです。


ジャッキアップは、拍子抜けするくらいあっさりと揚ってくれました。
これは上部がしっかりしていて、下方に引き込んでいるアンカーボルトを緩めたせいで「家が自力で戻ろう」としてくれたお陰です。
徳島の現場のように、なかなか揚ってくれないお家もあれば、こうしたケースもあります。

堅田部長、宏くん。たいへんな床下での作業ご苦労様です。
元請けのセダー建設(創業101年!年間400棟) 若杉社長も確認で、床下に入ってくださいました。
「やっぱり確認してもらえるとスッキリするよな」とは、堅田部長の言葉です。

スッキリと云えば、基礎の中に先端部分が埋め込まれていた使われてない配管を取り出しました!


「自分の工事さえ終われば良いんでない?」という業者さん、まだまだいますよね。

ちなみに、ご近所の「安く直してくれる」と評判の工務店さんに御願いしたら、
「この程度なら床の貼り換えで直りますよ」と直したものの、1階を歩くには良くなりましたが。
窓もサッシも斜めになったまま、しかも2階の床はもっと斜めになっている。ということで、
「やっぱり沈下修正工事を御願いしたい」とご依頼いただいたら、直したら逆に1階の床が斜めになった。という笑えない悲劇が、
今もあちこちで起きています。

ps
失礼なことを言われてむかついたオヤジを癒してくれるスナックで一人酒です。

真面目にやってますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com

 

吉野川市で古民家(商家)の再生工事。一旦 撤退しました。

全ての柱を持ち揚げて、水平に直しましたので、ここからは基礎工事にバトンタッチです。
と・・・書きたいですが。大黒柱とその隣の住居部分の柱が71mmジャッキアップ目標でしたが、47mm揚げましたが、
残り23mm揚がりませんでした。

前回のブログにも書きましたが、この商家は大黒柱が1階部分までで終わっていて、2階の荷重は今まで受けていませんでした。
今回の改修工事の過程で、これはいくらなんでも。と欠損部分を日浦棟梁に埋めてもらいました。
この商家は1階と2階の間に、70cm程度の屋根裏部屋のような空間が拡がっています。
これはお施主さん曰く「戦争時に、財産を隠した部屋らしい」ということです。

この空間には、当然、2階を支える「束柱」が入っているのですが。
その新たに挿入した埋め木も含めて「潰れる」ほど、ジャッキで押し揚げたのですが。70mmの沈下を50mm程度まで是正できたものの、重くて揚げきることが出来ませんでした。

これは力学的に考えておかしいです。
水平に直ってゆくにしたがって、荷重は分散してゆきますから、軽くなってゆくはずです。
しかし、実際には「無理に突き揚げている感触」がジャッキ棒に伝わってきます。
弊社では、大まかな部分は、堅田工務部長と宏くんがペアで両側のジャッキを建物の音を聴きながら押してゆきます。
しかし、「怪しい感触」の時のみ「親方、押してもらって良いですか?」と自分が呼ばれます。

昨年、淡路島で同じように、古民家の沈下修正工事を行った際も、「これ以上、押したら柱が割れる可能性がある」と伝えて、兵庫県在住の宮大工 広島さんが「これで収めましょう」と云ってくれて止めた経緯があります。
今回も建築士であり、お施主さんでもある(株)ハテナバコ クボタさんに事情を説明して「我慢」してもらいました。

本来なら、この原因を突き止める計算をして、正しい修復計画を探さなければならないでしょうが。
それは時間的にも費用的にも、実際の作業手間を遥かに越える費用が掛かりますので、重要文化財クラスでないと行いません。

自分に想像出来る原因は、ここはもしかして建立時に合ってなかったか?もしくは、隠し空間を造る時点で、沈下していたものに「束柱」を立ててしまったが為に、それが突っ張ってしまって揚がることを阻んでいるのではないか?

今回は少々、重い内容でしたが、現場の方は台風にも負けず、明るく愉しくやれました。
近隣で、このような工事が行われるのが珍しいことゆえ、たくさんの見学者が来てくれました。

鴨島の「松島組」さんのフィリピン人実習生が来てくれたので、流暢な英語でで「フィリピンなら、カリスティック(フィリピンの棒術)の ダン・イノサント師父 知ってるよね? ブルースリー と闘った人だよ」と話しました。
若い2人は、世代的に判らなかったようですが、御互い笑顔でした。


誰でも自分の国の文化を少しだけ知ってくれていると思うと嬉しいですよね。

以前に、東京で電車の中で、外国人の小学生くらいの女の子に席を譲ったら、可愛い笑顔で話しかけてくれて「ルーマニアって知ってますか?(笑)」と聞かれて、何も答えられなくて彼女がとても哀しそうな顔をしたことが忘れられません。
なので・・事前に見学者のプロフィール判っていれば、ネタを仕入れておくわけです><

早くも基礎工事が始まりました。
次回、この現場に据え付けに戻る際には、もしかすると「構造から直す古民家再生」セミナーを四国初開催するかもです。

ps
徳島県の隣、高知県は出身地ですので、終わったら遅い盆休みを採るつもりでしたが。
次の次の現場に備えて、廃業された曳家さんから頂いていたジャッキと、錆びた鉄骨の塗装をやってます。

気の合う仲間と皆さんに喜んでいただける仕事出来るのは幸せです。

ps
いつも長いブログ読んでくれてありがとうございます。
もし社寺、古民家の歪み直し(家起こし)や、沈下修正などをご検討されていらっしゃるならお気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com

大人げない会話をしています。

実は、徳島入りした直後は、東北某所で2棟の「社」の曳家工事のお話がありました。
(↓の画像は3月に千葉県茂原市での社の修復風景)

決まれば、曳家岡本 工務部長 堅田チームと、曳家岡本シニアチームの2手に分かれてお互いのスピードと技術を競いましょうよ!と、52歳の若造(笑)に挑まれまして「いや~~無理無理っ」と言いながらも。どうやってビビらしてやろうか?とあれこれ考えていたんですが、残念ながら受注出来なくて、これは幻の試合となりました。
実現していれば「藤原組」に於ける鈴木みのるVS藤原喜明のようなもんですね。

そんな妄想を吹き飛ばすように、曳家岡本の真骨頂である「古民家の躯体修復」を、徳島県吉野川市で施工させていただいています。この現場は、新宿にある建築事務所 (株)ハテナバコ様からのご依頼からなんですが、代表であるクボタさんのおばあ様のご実家だった商家(昔のコンビニ)を甦らせたい。という強い気持ち溢れる現場です。

不陸調整はもちろんなんですが、
後から出来た橋の関係でスロープに隠れて、土に埋もれて腐食していた柱を短くして、土台を入れて高基礎にします。

また見えていなかった構造的に弱かった部分を同時に補強してゆきます。
例えば「梁」だと見えていたものが、壁を解体してみると「化粧梁」だったので、柱の入れ換えを検討していたのを止めて、
切り上げ→土台を取り付けに変更してみたり。



また、大黒柱の上が空洞だったり。
※画像を拡大して見てみてください!!画面の上部、真ん中、右側が「柱が通ってない!」状況です。

今回は、3年前の徳島県美波町での登録有形文化財「谷や」(廻船問屋)の家起こしや、今年3月の香川の島田棟梁の現場に応援に来てくれていた日浦棟梁に据え付けまで相判して貰えます。早速、この部分も埋め木?添え柱して頂きました。


昔の商品が並んでいたであろう座敷を解体して、枕木を組んで行きます。


後から基礎工事で入られる基礎屋さんの作業スペースに配慮して、ここは出っ張らない方が良いだろう。
ここはもう少し間隔を開けてなどと、ノリノリで、枕木を組んでいたら、持参した資材で全然足らなくて高知県の倉庫まで4日間連続で追加資材を取りに行きました!資材を大量に所有しているから出来ることです(馬鹿)

まあ、「馬鹿は罪」ですので、宿泊しているホテルのすぐそばの工務店「松島組」さんの勉強会に、参加させて頂きました。
以前、高知県林業大学での講義を受講させていただいた構造建築家の山田憲明先生が登壇されました。


本番前に山田先生に献本いただいた「ヤマダの木構造」が難しくて読めないです><とお伝えすると。
「じゃあ、返してください!(笑)」と言われました。
くそー前回のパスタブリッジコンテストと云い、山田先生にはいつも負かされてますので、いつかうちの現場見学に来ていただいて、
「すごいじゃん!曳家岡本」と唸らせたいものです。

ps
曳家、土台揚げ沈下修正工事、構造からの古民家再生に関するお問い合わせをお気軽に連絡くださいね。
hikiyaokamoto@gmail.com

マンションの電気室と貯水槽が傾いてしまって、その修復工事でした。

電気室、貯水槽ともにマンション50世帯ほどの住民の皆さまにご迷惑をお掛けしないように断線することなく、揚げなくてはなりませんから。


ジャッキアップ日は、東京電力さん、元請け監督さん、ご依頼頂いた会社の営繕担当の棚村さん、そして山田さんが、心配そうな目線で見守る中、静かに水平に直しました。

何しろ、1000分の50ほど傾いているせいで、最大沈下部分にとんでもない荷重が集まっています。
ざっくりですが、僅か12平米ほどですが、40トンほどあるだろう鉄筋コンクリート造の重さが1点に来ています。

写真左奥の一番、沈下している角隅のみは外周のみでなく内側にもジャッキをセットしました。

宏くんの左手奥に、もう1セットあります。

そうまでしても重くて、体勢も悪いですから、自分や宏くんでは押し切れません。
堅田工務部長に力を込めて押してもらいます。


曳家は、身体を張って建築物の荷重実験を繰り返しているわけですが、当職の経験からだと、傾きは1000分の15を越えると、重さは加速度的に進行します。
1000分の50というのはとんでもない角度です。
一般の住宅のサイズに置き換えると、例えば奥行き4・5間(約8m)のお家だとすると40cmも傾いているわけです。


山形の「我妻組」我妻さんによると、「RC造は、木造住宅の2倍の重さ」だそうです。
それでいて、通常は地盤沈下で傾いていると云っても10cmくらいまでです。
それゆえ、通常の耐圧板工事の2倍のポイント数のジャッキをセットしました。

アルカリ性薬剤を使って、地盤強化をしてもらいましたが。それだけでは水は完全には止まらず、1ポイントにつき6回ほど転圧を繰り返し、下がると、架台を取り出して路盤材を足して再びジャッキを押す作業を繰り返します。
1日目は、残り2cmを残して揚げきれず、2日目でようやく揚げることが出来ました。

その後は、今度は別の薬剤でGLとスラブの間を充填してもらいます。



約1・6倍に膨れて、充填してくれます。
充填作業は、杉並区の曳家「野口工事」さんに御願いしました。
近ごろ、同業者間で緩い相互協力体制を築けているんですが、野口さんは、2度目の相判です。

電気室の傾きが直りましたので、ゴミ置き場の傾きが目立つようなりました。


ほっとして笑顔の堅田部長と宏くん。本当に2人がいなければこのスピードでは出来ないです。

遅くなりましたが、新潟の「住学」の皆さま、サトウ工務店・佐藤高志社長、庄司英敏さんにはたいへんお世話になりました。
先ごろの豪雨災害で被災された住宅の復旧のためのアドバイスセミナーを行わせて頂きました。

佐藤社長は、大型パネル住宅を採用された新築を手掛けられてます。効率化による利益を職人に還元して、職人になりたい人を増やせる環境を作ることもしなくては!と千葉県外房の相場のおよそ2倍の給料を支払っています。
そりゃ大工もやる気でますよね。


懇親会では、江口寿史好きのオーガニックスタジオ相模社長に「経営者として俺を尊敬してるよね?(*´艸`*)」とご指導頂きました。

今回も偏食が多くて皆さまにご迷惑をお掛けしました。
翌日は、相模社長のモデルルームを見学させていただいたり「ハウジングこまち新潟」所属の 新潟のこじるり と偶然会えたりしつつ。

三条系は苦手なんで、無添加懐かしい「支那そば おもだかや」でお昼をご馳走になりました。

ps
次は、徳島県で古民家の沈下修正+根継ぎの現場です。
徳島と云えば「はやしのお好み焼き」です。

ps2
ある朝、現場が酷く生臭いことがあったんですが。5匹ほどのナマズの頭と大小の魚のゴミが発電機のそばに撒かれていました。
これはカラスの仕業なのか?近隣の方が「うるさいなー」と嫌がらせしたのか?謎です。

ご存じの方は、いらっしゃらないでしょうが。
「曳家岡本」は、土台揚げ工事だけでなく、耐圧板工事も(頑張れば)出来ます。
しかし、自分たちの「やりたい仕事」では無いので、これまではご相談をいただいたら他社をご紹介させて頂いてました。

ですが、今回は、たいへんお世話になっているT社長からのご依頼ということで。それはお応えさせていただこうと・・
またまた「土堀り」作業を引き受けました。

「耐圧板工法」は、基礎底板まで掘り込んで、基礎ごと持ち揚げる工法です。
なので、よほど軽い建物で無ければ接地面がジャッキアップした支点のみとなりますから、再沈下しやすいです。
それゆえ、今回は掘削した後に、薬液注入工事をしてもらって地盤を硬化させた上に鉄板を敷いて、その上に4点タイプの「架台」を設置して揚げる。
更に、持ち揚げた後の底板とGLの間には別の発泡するタイプの充填剤を入れる。という念には念を入れた施工計画です。


川口市周辺は、地名の通り、水位が高いですから地盤改良業者泣かせです。
今回は、岩盤層が20m下というのもあって、アンダーピニング工法だと難工事になるし、費用面でも高額になるので、薬液注入+耐圧板工法を選択しました。



がーん!!基礎下掘り名物。「水が出る」です。

うしゃー。T社長の会社の社員さんに連絡して、ポンプを手配していただきまして。
水を排水しながらの作業です。

宏くんの泥まみれになっている姿が、なんか美しいです。働く男は美しいよな。

事前に根入れの深さが判明していなかったんで。予想外に深く掘らないといけなくて、こんな風に、宏くん。穴の中の人です。

なんだかんだーで。架台セットしました。

こうした作業は、東日本大震災直後、浦安市で、福島の業者さん、山梨の石原組さん、ウレテックジャパン(現メインマーク社)とのJVで行いましたが。今回は自分が責任者です。
※今回は建物が小さいのと、中に一体型では無いピットが存在しているため発砲ウレタン工法は施工不可ゆえ除外しました。

電気や、水道の配線、配管を切らないように関係各社の支援をいただいて、揚げます。

今回の投稿を見て「曳家岡本、耐圧板工事やるんなら頼もうかな」は、「無し」でお願いします。
自分らはあくまで社寺・古民家を曳家、傾きや軸組補正することが専門です。
こういうのは若い人の仕事だよな。

一晩置くと水浸しです。

ps
「六本木クラス」視てますか?じじいは「梨泰院クラス」観終わっているんで。飛ばし飛ばし、視ているんですが。
日本版のダブルヒロインのメイクやファッションが素晴らしいな。平手友梨奈は、じじいのお気に入りのキムダミ(「魔女2」に主演しなくて哀しいな)より美しくて、高畑充希並に顔芸凄いな!と家内に話したんですが。

家内に「じじいが、ときめくな!汚い!気持ち悪いよ!」と罵られています。
罵られている、じじいに応援コメントよろしくお願いします(まじ)

谷中の現場に戻りまして(詳しくは2つ前のブログを参照ください)揚家をしています。
実は、曳家岡本は、今までここまでのスケルトンリフォーム工事に参加させていただいたことありませんでした。

そりゃそうでして・・だって普通は、曳家を招ぶのは建物を出来るだけ保存したいからですから。通常は壁を解体することさえ嫌がらることもあります。
※個人的には、アンティークとしての価値は別として、文化財でもない限り壁は取り換えた方が良い工事になると思います。

今回は、文京区谷中での工事(谷中霊園や、谷中銀座があるレトロおしゃれスポットです)。
こうした土地では、防火の問題や新築時のセットバック、或いは再建築不可など、色々な難問か降りかかります。
そうした中で今回のお施主でもあり建築士さんでもあるトウィズムデザインスタジオさんが選ばれたのが、曳家によるジャッキアップしておいて基礎から造り替える。というものでした。

こちらは、7月31日(日)に近隣の建築士さん向けに見学会をされた際の画像です。
たまたま画面手前の隣地が建て替えの為に空き地となった為に、借地させていただいている間に、工事です。
この条件に収まらなかったら、どこかに仮置き場を借りていただいて、小運搬を繰り返すことになるので、かなり助かりました。

若い女性建築士さん((株)日本設計 中山佳子さん)に、老練な職人のふりして、偉そうに語る姿を撮影されてます。
すみません><

さて、見学会の前日には、組んだH鋼とジャッキの具合をチェックがてら少し持ち揚げてみました。

で・・・当日です。

揚がりましたが・・・土台の下に赤いオイルジャッキが見えていると思います。
これは本来は、あってはいけません。
基礎も全て解体するわけですから、下の画像のように完全に浮き揚っていないといけません。


どうも前の工事の土台の継ぎやホゾ穴が甘くて「垂れてくる」のです。
まあ、後年、持ち揚げることを前提に建てているお家は無いから仕方ないです。
ここらへんは、クマイ商店さんに御願いして後日、何らかの対応をします。

ご近隣との敷地の問題もありますので枕木を組める拡さと、基礎解体、掘削をするための逃げの兼ね合いが悩ましいです。
枕木は拡く組めば組むだけ揺れませんので「転倒のアスペクト比」を考えるわけです。
そして、もちろん足場も悩ましいですが、これまた住宅密集地ではやむを得ない環境です。

足場の間をかいくぐって、少しでも仮置きしている間も建物が揺れないよう掘削に掛からない位置を選んで枕木を組んでゆきます。

今回は、スケルトンリフォームですので、建物がすごく軽くなっています。
なので、レバーブロックを使って4隅の梁にベルトを掛けて強風でも飛ばないように控えを獲りました。
この作業は、宏くんと2人でやりましたが。なかなか段取り良くて、流石に「家起こしの曳家岡本」で鍛えられているからな(笑)


休憩時間にくつろぐ宏くん。何を考えているのかな?

借地している側に、逃げて組んだ枕木ですが・・
なんと!!8日にSS(スクリューウエイト貫入試験、以前はスウェーデン式と云ってたものです)を実施するので。枕木をどけて欲しい。と言われまして。
一旦、枕木を基礎に接近させて組み直して、また後日、現状の位置に組みなおしに行かねばならなくなりました。
こういのも都市部あるあるですから・・・。やむを得ないですね。

田舎の敷地が拡くて、大型トラックが横付け出来る環境での工事って、建築士さんにとっては、制約の無い条件で新築のプランをするようなものなのかな?と考えると、新築をやりたい建築士が多いのも仕方ないな。と思います。
でも、依頼してくれー(笑)

1日に3回、Tシャツを着替えるんですけど・・夏場は、白Tシャツは、涼しくて良いのですが。
汗で透けて見えるんで気をつけないとな・・・。
プレ老人としては、なるだけ若い方に不快に思われない行動を獲らないとな・・
山の中にこもるか・・・。

ps
現場から、100mほどにある元請けの「クマイ商店」さんのギャラリーで、沈下修正工法を説明するセミナーを開催して頂きました。
主催者のお力で、満席になりました。すげー。
今回は、通常の沈下修正工法の解説を少し短くして、「谷中ヴァージョン」として一般住宅や社寺の修復の技術を30分ほどお話させて頂きました。

谷中の現場を抜けさせていただいて、千葉県茂原市のお家の沈下修正工事に伺ってました。

こちらは、弊社の、関東拠点である、いすみ市にある酒井工務店さんからご依頼頂きました。
事前に施工範囲内になる配管関係のフレキ管への交換や切断を御願いしていたにも関わらず、


土台下で計測してみると。
FLとはやや違う数字になりまして、色々と考えて「やれることはやっておこう」と施工範囲を拡げたので、追加でガス管を切って貰うお願いをしました。

更には、築40年前後のお家ですので、アンカーボルトは短いものだと予測して、斫りだしておいて埋め戻しのつもりの見積もりを出していたんですが。
なんと土台下に25cm以上も降りています。
これを斫り出して埋め戻しても誰にも判らないでしょうが。
基礎立ち上がりの強度を落すことになりますので、途中で切断して溶接することにしました。

お施主さんには判らない。としても、ご一任いただいたお家でベストを尽くすべくやってます。

一部、根太の間から「伸ばしナット」を入れることの出来る箇所がある。

というので、夜、倉庫まで取りに行ったのですが・・結局は使用できませんでした。
ナットは外せたのですが、座彫りして、挿入している座金が外せず。取り付けが出来ませんでした。
結果、全て溶接をすることにしました。

現場をやっていると、人の作ったお家ですから。想像とは違う細工をされていることが多々あります。
←勝手口の階段の裏側の基礎が一部、作られてなかったり!

それゆえ、構造の絡む改修は建築関係者はなるべく避けたいところです。
新築は何もないところから始めるわけですから、ある意味、現場作業は予測が付きやすく工程も出しやすいです。

今回は、なかなか上手く工程スケジュールを出せず皆さまにご迷惑かけました。
小さな短期間で終わる工事は読みが難しいです。

ps
暑いすね。
夏の日差しを浴びて青々と元気に繁殖している雑草を見て,羨ましいなー。自分も若いころあったなーとおセンチになったりしてます.

ps2
お気軽にお問い合わせください。hikiyaokamoto@gmail.com