曳家岡本の基礎共曳家工事 完工です。



いよいよ移動です!


地盤が固いので、掘り込んだ作業通路から反力を獲っています。
現地調査に行った時に、どんな周辺環境でどう動かせることが出来るか?想像できることが親方の務めとなります。
地盤が弱い部分は、「押しジャッキ」に負けて土壁が崩れてゆくので、ジャッキを斜め掛けして「かやし」で応援します。



底盤を押す角度でも動きが変わりますので3回ほど調整しました。
現場監督さんに、位置確認をしていただいてOKを貰います。
作業しながら、考えたのですが旧来の曳家工事であれば土台下に井形に鋼材を組んで、鉄骨のお神輿の上に家を載せて動かすわけですから荷重の受け方としてはピラミッド状になります。なので「揺れ」に対する制御もまずまず出来ます。
しかし基礎共曳家だと、コロを打つのは家の内側になりますからやや「揺れ」ます。今回は実にスムーズに動いてくれましたが。
OKをいただいての昼休憩では堅田職長と放心状態でした。
いよいよ据え付けです。
全ての鉄コロを撤去して鉄板と「架台」をセットします。
やや豪華な耐圧版工法をやっている感じです。


ジャッキダウン中に、地盤が当たっている部分が出てきて、それらを崩しています。

FLでレベル確認をしていただいたら、架台のナットをロックしてからジャッキを外します。
念には念を入れて、架台の中にはジャッキベースを埋め込むようにして補強します。

それを今度は、600mmのボイド管でモルタル巻きします。



曳家とレベル調整には、山形から同業の「我妻組」さんに応援に来て頂きました。

左から、堅田さん、飯澤さん(我妻組)、我妻さん(我妻組社長さんです!)岡本。
本当に来ていただいて嬉しかったです。
現場監督さんの確認が終わって、ほっとして緊張が緩んだ自分たちに対して、余裕な我妻組のお二人です(笑)

[四国に来たからには、うどん食べてゆきたい」と熱く語ってます(笑)
いよいよ充填工事です。
基礎ごと動かした場合は、どうしてもGLとの間に隙間が出来ます。その隙間をどれだけきちんと充填するか?で、接地面積が変わります。
基礎ごと持ち揚げて沈下修正工事をする「耐圧板工法」が始まった直後はこの充填が不充分な施工が多く、2011年9月頃ブライトンホテルで行われた「浦安復興相談室」への先例地区である鳥取のみなさんから「基礎ごと持ち揚げる工事は施工後、揺れます」というメッセージが読み上げられました。
曳家岡本でも、接地面積の減少を理由に基礎ごと持ち揚げる工事 を躊躇していました。
しかし近年のホールダウン金物やアンカーボルトの本数の増加に伴い築浅の住宅であれば基礎ごと持ち揚げる施工も取り組んでゆくべきと考えていました。


埋め戻しする搬出土は、セメントを混ぜて改良します。



そして充填材は、色々と勉強させていただいたうえで、アドサーモ にしました。



充填の配管はスラブより上部よりです。




ps
休日には、かつて高知駅からはりまや橋に向かう途中の路面電車通り沿いにあった「喫茶えるぴい」の写しのような「喫茶ウォッチ」に行きました。
ずっと訪ねてみたかったんで念願が叶いました。

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