2018年2月28日 9:30

広島での古民家沈下修正工事完了しました!

広島での古民家沈下修正工事完了

不慣れな広島で、ホテルを4回も引っ越しするという苦労もしつつ。

広島での工事は、つつがなく完了いたしました。

トイレ下のブロック(奥はセメントレンガ積み)の基礎はこんな感じでしたが。

きちんとコンクリートで基礎造り替えです!

じゃじゃじゃ~~ん。完成です。

弊社の工務部長の堅田さんが、お父様が左官さんということもあって。こうした型枠組むのが自分なんかより全然、上手いですから。                                自分なんぞ、そばで煙草喫って待機しているだけです(嘘。煙草喫いません)でも堅田さんが曳家とすれば全然、上手いの本当です。

 

月曜日は、もう1泊して、広島での「構造塾」第5回セミナーを受講させていただきました。

地盤と上部構造の一体設計についての講義も、とうとう1年目の最後でした。        正直、建築士でも無い自分が参加して理解できるのか?と不安を持ちながら学びはじめたんですが、今まで判ってはいたけど、上手く伝えられなかったことを説明できるようなったり。逆に法令や計算式は、普段、自分などが関与しない部分だけに興味が持てなかったり。どういう気持ちで学んでゆくか?考えてしまいました。

懇親会では佐藤先生が「沈下修正工事については、今日は岡本さん来てるから、直接、聞いてみてください」とご紹介いただたので、スムースに溶け込ませていただけました。

なのに・・・たまたま古民家に携わる方がいらっしゃったせいで・・話題は古民家の構造補強についてに流れてゆきました。

呉市の高橋工務店社長様がお施主さんが生家に住むために戻ってきたけど、現代の生活基準に合わない我慢をどう取り省いたか?のお話をされていました。

お施主さんの想いの詰まったお家を、良い形で蘇らせる工事をしてゆきたいです。

 

ps

広島からの帰り道、倉敷に寄らせていただいて伝統構法に特化された建築士の和田さんにお昼をご馳走になりました。和田さんとは来年、奈良で曳家工事で御世話になる予定。

ps2

がーん!!広島から帰ってきた途端、広島から見積もりご依頼が来ました!!次に四国に帰る5月頃に現調に伺うことになりました!

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。