2018年8月10日 20:01

若い建築士さんと仕事したいです!!

明日から盆休みですね!

自分たちは、ようやく竹ノ塚「延命寺」さんの片付けも終わりました。

 

明日から千葉県市原市に借りている倉庫で、資材の積み分けをします。その後、盆明けに上京してくる大型トラックの戻り便を待ちながら、お休みに入ります。まだまだ暑くて頭がくらくらします。

 

さてさて・・自分は若い建築士さんとお仕事させて頂くことが好きです。

幾つか理由はありますが、まず、彼ら彼女たちは建築士が増えて来た時代に開業しているので、切磋琢磨されている方ばかりです。

こちらが曳家の技術を説明すると、水をスポンジが吸うように学んでくれます。そして彼らの多くは耐震や構造について気を配っています。

逆に高度成長期に、ベニアを張り合わせたような家を建てていた工務店のオヤジさんたちは、せいぜい昭和50年くらいの知識で止まっている方が多いです。

この世代の方たちは曳家に対しても、粗雑な工事をする土方 のイメージを持たれている方も少なくありません。もちろんそうした工事もあるでしょうが、それは曳家の専門職の仕事ではありません。

新築の世界ほどではありませんが、曳家も新しい住宅に併せて進化しています。

前置きが長くなりました(笑)  まーほら。

↑お前がじじいだろ!とお叱りの声が来るかもね(汗)

 

先日、関東某県のご高齢の工務店社長さんから電話があったんですが。どうも工事計画そのものがおかしいんで、幾つか質問をしました。

すると「ちょっと待って!大工に代わるから!」。この大工さんは少しは判るんですが、どうもイメージが出来ていない。

それなのに2人は、自分たちの「経験と勘」で、話を進めてくる。これは関わるとまずいことになると思って、スケジュールの都合を理由にお断りしたんですが。

再び社長との会話。

これは全体で1000万くらいの工事だからさ。曳家さんにも150万くらいの予算を採ってるんだけど、どう思う?」

GLから1m30cmかさ上げして1ヶ月以上置いておいてくれという話ですよね。(工具の輸送と損料を考えたら)まともな曳家ならやらないでしょう」

とお伝えして切りました。

電話越しに伝わってくる2人のツーカーぶりは、お施主さんに対して頼もしい歴戦の社長と職人に見えるでしょう。

お施主さんの希望になんでも、ハイハイと応えてくれる態度にご高齢のお施主さんも喜んでいることでしょう。めでたしめでたし。

じゃないよ!死ね!耄碌じじいども!お前ら!免許を返納しろ!ですよ。

はー自分も、こう云うこと言われないように現役である間は勉強続けて行きますよ!

若い建築士さんに、認めてもらうよう頑張って行きます!

ps

豪雨の中、大型バスに追突されたりたいへんな日々でしたが・・          あれから、まだ1カ月なんですね(汗)

2018/ 8/10 5:52

電車通勤も一旦終わりです。

 

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。