世田谷「三体」の家 沈下修正工事やってます。
昨年秋に契約していただいてから、時間が経ちましたが、ようやく世田谷区の高級住宅の沈下修正工事始まりました。
このお家は、全ての柱が5寸角の桜、欅、屋久杉を使われたものすごく手間も費用もかけた三階建てのお家です。
その特別な造りと、難しさから自分は勝手に「三体」の家と呼ばせていただいています。
僅かに遺された施工中の写真から、土台がコンクリートに埋まっていることを確認しておりました。
それゆえ、ジャッキアップには土間?を全て撤去するところからスタートでした。
施工前に、可能性を指摘しておきましたが、床下の通気が無いためやはり何メートル分かの、土台の腐食がありました。
通気=耐久性ですから、(株)ハウゼコ神戸睦史社長の講義を拝聴させて頂いた者としては、改めて通気の重要性を痛感しています。
※(株)ハウゼコさんは、駄目なローコスト住宅と通気をきちんと施工したお家を半年、1年の間隔で壁を剝がして、内部がどう腐食してゆくか?の実験をされています。
神戸 睦史んなわけで、お施主さんから、床下の通気を良くしたい。将来のメンテナンスの為に床下に入れるようにしておきたい。と、ご依頼を請けて土出しです。
これが本物の土工パワーです(涙)
堅田さんと宏くんに「自分ら、最近、激しい肉体労働続くなー。」と嘆かれますが・・
流石に、以前は、解体屋をだった2人です。
早い!段取りも良い!
アンダーピニング工法での沈下修正工事をされている(株)テクノの小口社長も、気分転換を兼ねて(笑)マイスコップを持って応援に来てくれました。
小口さん!サンキュー!ありがとーございます。
↑こんな感じで出しておけば、後々の配管などのメンテナンスも簡単です。
こちらは、床下の土を出してみたら、土台の下にコンクリート基礎がありませんでした。
2トンダンプを手配して、7往復で14トン分を出したところで。
解体屋さんにバトンタッチさせていただきました。
解体工事は三郷市の「創心建設」さん。タワーパーキングの解体をはじめ他社がやりたがらない難工事を得意とされている会社さんです。
今回もまた土台の取り換えなど躯体の改修工事がメインになりました。
ps
GW中は、愛媛県四国中央市での沈下修正工事を行うために一旦、東京を離れます。
最近の3現場は全て江東区大島の自宅兼マンションから通勤しました。
娘たちとこんなに長く暮らすのは本当に久しぶりです。
たぶん人生最期の娘たちとの時間。いつも一人で過ごしていますから、面倒だなーと思うことも多いですが・・大切にします。
ps2
家内とも、小さな贅沢。
浅草橋「大吉」でランチ食べたり、東京スカイツリーソラマチで「えびそば 一幻」でラーメン食べたりしています。
コロナでも倒産せずに続けられていることに感謝。
世界に平和が戻りますように。
お気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com
2件のコメント
家も家庭も基礎が大切な事を感じました。
高知で単身赴任生活してた時講演を拝聴してから、Facebookで情報を見る度感心させられます。
今の目の前の仕事を通じて後世にも情報を遺して行く姿勢が素敵です。
皆さまの益々のご活躍とご健勝を四国松山市から祈念申しあげます!
時節柄ご自愛ください。
松本さま
恐縮です。自分は引退しても、堅田さんの身体に「土佐派の曳家」の技術は遺ります。
気持ち良く引退できます。