2022年4月24日 6:26

東京都調布市で賃貸戸建ての沈下修正工事+参考価格の解説です。

東京都調布市で、沈下修正工事をさせていただいています。
こちらは、賃貸として使われるものですので、かけて良い金額の上限があります。
オーナー様にご説明させていただきながら、取捨選択をして工事金額を出させていただきました。
※こちらのオーナー様は「人に貸すものですから、危険の無いようにしてください」とはっきり言ってくださいました。
これは気持ちの良い言葉です。

こちらのお家もそうですが、お家の傾きを直す技術がないままリフォーム工事を請けて、傾いた家に合わせて対面型キッチンテーブルなどを斜めに設置した場合は、将来、お家を直す時には逆になってしまいます。
初めに構造をきちんと直しておかないと、後で困ったことになります。

さて、現場ですが・・
再建築不可物件ゆえ、おかしなリフォーム工事をしています。
無理矢理、土台の取り換えを行ってはいましたが、アンカーボルトを獲ることが出来ていなくて、本来の柱の乗っている土台では無く、
添え土台を取り付けておいて、その土台にアンカーボルトを入れておいてそれをコンクリート基礎を増し打ちして緊結してます。
ご苦労様です。でも努力の意味は判ります。


※青い矢印部分が本来の土台です。柱や間柱が乗っています。
※白い矢印部分は添え土台です。この土台にアンカーボルトを付けて固定するために、基礎を増し打ちしてます。
いつも言いますが、地盤沈下で傾いているお家にコンクリートの増し打ちは「重し」を増やしているだけですから、間違っています。



今回は、予算を圧縮するためにオーナーさんと話し合って、基礎立ち上がりに負荷を掛けますが、低床型ジャッキをシングル掛けして、簡易にジャッキアップしました。
逆に、コンクリートの増し打ちをしているために、可能な施工です。

それにしても、1000分の20も傾いているお家を床を貼って「リフォーム済み」にするセンスには脱帽です。

以下は長いですが・・。
参考価格と「安い」土台揚げ沈下修正工事を望む方にアドバイスを掲載しておきます。
およそ1階が22坪程度の長方形のお家をイメージしてください。


土台揚げ沈下修正工事「●●様」宅

直接工事費
 1、ジャッキ穴はつり35か所~45か所          ¥300000-
 2、ジャッキセット 同じ                 ¥350000-
 3、床下進入路確保、復旧                                ¥40000-
  4、アンカーボルト位置特定・斫り出し               ¥50000-
    5、風呂場切り離し                      ¥50000-
  6、ジャッキアップレベル調整                             ¥300000-
    7、スペーサー挿入                                  ¥150000-
  8、基礎修復                                      ¥750000-
(アンカーボルト再緊結作業含む)
    9、鋼製束交換レベル調整                                  ¥90000-

小計①                                            ¥2080000-

実施諸経費

 1、運搬費                                         ¥80000-
 2、工具損料                                      ¥400000-
 3、コンクリート接着剤                                   ¥20000-
  4、束ボンド(必要に応じてピンコロも)             ¥10000-
    5、  鋼製束                                       ¥15000-
    6、諸材料経費                                    ¥80000-
(簡易養生材含みます)

  小計②                                          ¥605000-

1、移動費                                  ¥120000-

   2、宿泊費                             ¥216000-
(@6000×2名×18泊)←前後の移動日の宿泊費用も含んでます。
3、宿泊場所駐車場代他諸経費                           ¥60000-
小計③                                  ¥396000-
合計                                   ¥3081000-
税込み合計金額                                                                     ¥3389100-※
●●さんのお家の場合は、浴室の床下土台が腐っているとのことですので。
今回の工事と併用して、お風呂場を解体して、柱や土台を交換する。その際にユニットバスに交換~というのがお薦めコースです。
後のことを考えるとやっておくと得です。※
それと、沈下量が150mmを越えているとのことですが。
弊社の場合、70mmを越える沈下量の場合は、基礎を斫りだして、縦筋を溶接して足しています。
この作業をすると施工範囲にもよりますが、15万円程度は余計にかかりますが。
鉄筋は人間で云えば骨ですので、骨が無い部分が長くあるのは「無筋基礎」のようになりますゆえ、
これも推奨しております。※
特に酷い部分だけでも~ともありましたが、
傾きが残っている以上は沈下している側に荷重が集まっていますから、沈下の進行を進めます。
ここも悩ましいところです。契約時に40%,工事終了後2週間以内に残金のお支払いをお願いしております。この工事を施工するにあたって、以下の工事が別途発生いたします。1、浴室、玄関部分のタイル修復
2、玄関部分のタイルの復旧
3、基礎立ち上がりの刷毛引き(上塗り)
4、トイレ、給排水の取り直し
5、ガス管?
6、廃材処分費
7、玄関入り口左手の独立柱の外壁の修復

その他、弊社の沈下修正工事以外の付帯工事

可能性としては、お家を持ち揚げる際に、壁、外壁に少し亀裂が走ることがあります。
また襖やサッシの建付けの調整などが必要になる場合があります。


工事開始して3日程度は、電動ハンマーで基礎を斫りますので、うるさいです。


その間、粉塵がある程度は出ますゆえ、簡易な養生はいたしますが。
粉塵が入りこんで困るもの(電気製品など)は2階に上げておいてくださいませ。


先日、●●県の工務店さんからのお問い合わせの中に「お施主様は安ければ安いだけ良いです。よろしくお願いいたします」
という文面と共に資料データが送られてきました。

以下はその際に弊社が金額の違いについて回答したもののコピーとなります。

次にお施主様は出来る限り安くを願われてます。
とのことですが、この場合、

1,コンクリートを増し打ちする分を全てモルタルにする(強度は落ちる。20万円ほど安くなる)

2、アンカーボルトの再緊結を溶接等でなく、斫りだして、モルタルで埋めるのみ(引き抜きに対して弱くなる。20万円ほど安くなる)

3、ジャッキアップした基礎立ち上がりに、縦筋を足さない(基礎強度落ちる 15万円ほど安くなる)

4、ジャッキアップの際に、ジャッキのセットポイント数を減らす(躯体が傷む 15万円ほど安くできる)

5、爪ジャッキを使用する(土台が斜めに捻じれる可能性があります。10万円程度安くできます)

こうしたことの積み上げで、金額は上下いたします。
もちろん施工範囲の拡さやお家の周辺を含む作業環境などで金額は変ります。


サイプレスが入手できなくなってますので、今回から、スペーサーはイタウバです。
固くて丸鋸が煙りをあげます。

ps
お気軽にお声かけください><
hikiyaokamoto@gmail.com
HPも見てくださいね。

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