2018年7月12日 19:33

いよいよ足立区「延命寺」据え付け開始です!

豪雨のさ中、7月末までに据え付けるスケジュールを守るため、まだ通行止めになる前の高知を出て、国道で大型バスに後ろから追突されると云う自分史上最大の事故に遭いました。

幸い大きな怪我は無かったのですが、吐き気が続いているのが辛いです。さてさて、そんなトラブルに見舞われましたので、遅れを取り戻す為に、急遽、片岡さんに参加してもらって4人+お手伝いさん体制で足立区竹ノ塚「延命寺」さんの、沈下修正及び地盤改良のための、かさ上げ工事。

いよいよ据え付け開始です。

資材を積んだトラックが火曜日昼前に到着しましたので、移動で疲れてる2名にはお借りしているマンションで休んで貰いました。

でー自分は翌日からの作業をイメージしておきたくて、1人で降ろすための段取りをしていました。

するとお寺さんが連絡して下さったようで、石材屋さんも打ち合わせに来てくれました。

向拝柱も沈下していたので、その下に設置する石壇を交換するために、準備をしていたのですが、弊社が長期に現場を抜ける間、危なくないように掛けておいたジャッキが邪魔で設置出来て無かったそうです。こうした段取りはスムーズにやれないと予定外に待機とかになりますから早めに解決させられて良かったです。

現状2日間の作業で35cm程下げることが出来ました。

しかし基礎の施工の為とはいえ、値切りの為に深く拡く掘った影響からか?高低差が9cmも出来ていたり(我々は現場を抜ける際には水平を直してから出ます)思ってもいなかったことが幾つもありました。もちろんバス追突が一番ですが。

自分たちの技量で、いつも通り壁も傷めないまま、きれいに据え付けしたいですが。限られた条件下、優先すべきことを守るため見た目を棄てないといけない部分も出てくるかも知れないです。

 

 

この数日間は片岡さんとコンビを組んで作業してます。「親方ここはどうしますか?」と尋ねてくれる片岡さんに思わず「親方って辛いですよ。どんな時も自分で解決させないといかんですから」と弱音を吐きながら静かに燃えている自分がいます(笑)

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。