2018年10月6日 20:19

やせ我慢!小さな手間の積み重ねこそ曳家岡本です!

こんばんわ。

現場が動かないんで・・あまり投稿することも無いままです(泣)

この1カ月くらいの間に、新規問い合わせが6件。実際に現地調査させていただいた現場が3棟ありました。

自分にとって今年、最大規模の案件の工事開始が遅れているため、それまでの間に入らせていただければと思っていた高知市内での曳家工事も、お住まいになられているご高齢のお母様の体調の問題で様子見になりました。

こんなにもお話いただいているのに、どの現場も始まらないのは色々な巡りあわせが重なってのことですから。「待つ」しかないです。仕事を埋めるために、組むべきでない相手や粗い仕事になるくらいなら「待つ」方が、ましです。

それでも倉庫での工具のメンテナンスも、まずます終わってしまうと・・閑を持て余してしまいます。

 

岡山県総社市の板倉式仮設住宅の現場で、かつお棟梁が「曳家岡本」ネタを話してくれて、自分を知ってくれている大工さんたちが             「あの人を遊ばせているのは勿体ない!」と言ってくれていると嬉しい報告をいただくのですが・・それも全て相手があることですから仕方ないです。

でも、来年に向けて大きな工事のお話が4棟来てますので、光は見えています。

 

新しい現場の写真を見ていただけないので、2005年(43歳の時)に、施工した高知県龍河洞登り口の「大日寺」の書庫の曳家風景を見てくださいませ。

この建物は「蔵」ではありません。

ですが・・漆喰壁がなかなか重くて・・一番下段の画像を見ていただくと判りますが、建物を持ち揚げる鉄骨(H網)をダイレクトに土台に当てています。   これは組みたてるのにかなり手間が掛かったんですが・・曳家している最中に、漆喰壁を傷めないように、荷重の掛り方を据わっている時と変わらないように、こうした手間をしてみました。

相場より安く請けて仕事を切らさないのも親方として間違いではないかと思います。ですが・・曳家岡本は小さな手間を惜しまずかけてこそ、です。

やせ我慢を続けます。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。