2018年9月17日 11:11

災害が続いていますが、我々の出番は地盤が落ち着いてからです。

先週土曜日にようやく、千葉からの最後の資材が到着しました。

なので、新しい倉庫の片づけを始めました。

あまり出番の無い資材は木造の小倉庫に収納してゆきます。

 

西日本豪雨や北海道地震のニュースを見て、知人から「また忙しくなるね」と言われますが・・

我々は地盤が落ち着いてからの登場となりますから・・まだまだ先です。

東日本大震災の時でも浦安では実際に工事が始まったのは、6月半ばからでした。

 

家内から電話があって「今!テレビ点けて!」と言われて、見た北海道地震によるニュース。

行政職員の清田区に於ける液状化による地盤沈下に対する住民説明会があったようですが、ほとんどの質問に対して「ただ今、調査中です」と答える職員に対して、被災者が「これなら来る価値が無かった」と怒っていました。

まあ、自分も被災者の立場であれば、当然、「直せるのか?」「幾らくらいの費用がかかるのか?」「それとも公的支援で代換え住宅を与えてくれるのか?」などを一刻も早く知りたいでしょうし。

逆に行政としては軽はずみなことは話せないというのも良く判ります。

※公的支援金は全壊で200万円、半壊で100万円の規定があるそうです。

 

これは建築士さんや研究者だけでは、施工に関する実勢価格が判らないから、生活再建も含めて、なかなか総体的なアドバイス出来ないでしょうから。

自分などにも参加要請いただけたら良いかもなーなどと考えながら。

 

11月頃は幾つかの現場がかさなるんで・・どうやりくりするべきか??物凄く悩んでいます。

今なら閑なんですが・・本当に相手のあることですから、仕方ないんですが、上手くゆかないもんです。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。