2019年3月20日 19:14

傾きが大きいと重いよ!

重いよ!!

久しぶりに1000分の20以上の沈下した住宅を持ち揚げてますので、ご覧の通り最大沈下部分に、通常の4倍くらいの数のジャッキをセットしてます。

とにかく大きく傾いていると、そちら側に荷重が集まりますから!!物凄い重さです。

おそらく通常の柱が700kg程度を受けているとするならば、この沈下した部分には2トンくらいの負荷が集まっているはずです。

床を剥がしていただけていると早い!なのでお安く施工できます。

リフォームや賃貸をされる方にはお薦めです。

前回の続きですが。一旦、どなたかが「土台揚げ・沈下修正」工事をされています。

酷い天端処理!奥まで詰まってません!

調整天端が簡単に剥がれますので、見てみてください。

画像、上方向が外面です。床下からコンクリート詰めるのが面倒なんで、ほとんど外から詰めています。

取り外した天端を真横から写真に撮りました。

左側が外面です。内側からは、ほぼ詰まっていないです。

じゃあ、柱の下を受けていた「楔」はどうか?と云うと。

まともな人なら「楔」を打つなら、普通は「樫」ですよ。これは檜でさえ無い!

「杉」です。

これは別の現場の作業風景。

やはり専門職に頼むと、きちんとしたことやりますから。結果はお得ですよ。

これも他の現場の画像です。

ps

昨日、珍しく長女からメール。

「友だちに、お父さん、何の仕事しているの?」と尋ねられて教えたらHPを検索してくれて「お父さん。文章上手いね。」「職人ぽい顔しているね」と言われた。と。

どう見ても?文系ですよ!!

トマス・ピンチョン「重力の虹」や、ウースペンスキー「超宇宙論」読んでる感じバリバリでしょうが!!(笑)

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。