2019年5月5日 22:44

徳島で古民家直しています!

受信状況が悪くて、ブログの更新が出来てませんでした。

さてさて・・徳島県での豪商の古民家再生。始まりました。

台所部分の梁が、3尺近くありまして、それが重いです!

で・・それに対して柱が細い。昔の四国地方ならではの造りです。

とにかく、重い!工事のために屋根を降ろしてくださってからの現場入りでしたので、部材だけですから。

すんなり持ち揚がってくれるだろうと昨日までは軽く??考えていましたが・・舐めてました(汗)

いつもの長さ2m50cmのH網(鉄骨)を160本+予備30本持ち込んでいるんですが、既に予備を使ってます。

「出来れば階段(3か所あり)は、解体しないままで御願いします」

「ここの細工はそのままで」

ご要望に応えようとしてゆくと荷重を受けられる部位に枕木を組めるように、どんどんH網を組んでしまいます。

今回の屋起こし(軸組補正工事)では2階は床板を剥がさないという方針なので、足元を動かして直します。これはテストで柱を押してみたところ。

早くも動くことを確認。でも傷めないで動かすためには相当の手間をかける必要があります。

現在までに13・5トントラック 3台。8トンユニック2台。3トンダンプ2台分を運びました。

明日も13・5トン 1台を手配して、追加の枕木を運びます。

今は、長い工事が始まったばかり。

そして、自分が出張中に資材が足らなくなったりしないよう、考えに考えて段取りをします。

今は、職人は自分1人で、後は退院したばかりの安岡くんと、お手伝いの方2名、合計4名体制ですが。

大きな現場ですけど、職人仕事もありますから。とにかく酷いな~と思われても、自分は細工をしながら、、全体を指揮してゆきます。

それにしても右肩が痛い。手首も。

風呂に入る時に見ると、左ひざあたりに打撲跡、青痣も出来てます。

お昼は、セルフうどんのお店で食べてから、疲れているからと、スーパーで買った甘いパンを食べながら、港で休憩しています。

※今回は、朝晩は自炊をしています。

かなり健康に気をつけての食生活です。ご当地わかめも食べてます。

ちなみに東日本大震災で流された「三陸わかめ」を再興するのに、あちこちの、わかめが試されたものの、「鳴門わかめ」が三陸の海と相性が良かったそうで、移植されたそうです。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。