2019年7月8日 10:59

悔しい!曳家岡本 奈良デビュー

くっ!悔しい!

曳家岡本  初関西(奈良県)での古民家曳家現場はなかなか苦いスタートとなりました。

湿気が多いために、一旦、曳家しておいて。

地盤改良した後に、曳戻す工事をご依頼いただいているのですが。

とにかく梅雨空の影響で全員、長靴での作業。足に来ます。

木工事を担当される宮村棟梁が排水ポンプで水を汲み上げて下さってます。

石場建ての伝統構法で建てられた建物は土台がありませんので、いわゆる「土台揚げ」が出来ません。

ですので、通常は敷居より上で柱を掴んで持ち揚げる「上腰工法」を選ぶわけですが。

↓こんな感じです。

今回は、ただ持ち揚げるのと違って、曳家をしますので 「下段のH網が柱下より下に無いといけない」という条件が付きます。

そうでないと、曳家してゆく間に柱がレールや枕木に当たります。

時々、石場建ての曳家に於いて、そのまま「上腰工法」で組んだH網の下に6~70cmもコロの上に短い枕木を組み上げて曳家されている画像を見ますが。それは施工中に僅かにでも揺れたら脱線して大事故になりかねません。

第一、バランスが悪いです。

初め、こちらの現場では「上腰工法」と「下腰工法」を上手くミックスしたようなH網の組み方を考えてました。

それを実現するためには、長いボルトが最低でも100本必要だったんですが。廃業された曳家さんから購入したボルトが僅かに長さが不揃いで、足らなくなることに気がついて。組み方を純粋な、曳家岡本式の「下腰工法」に切り替えました。

それゆえ、H網の下段を掘って、下げる必要が出来ました。

粘土質の土を雨の中、掘り返す手間が、ドーンと増えるだけでなく、初めに一部組んでいた鉄骨を一旦、解体しなくてはならなくなるという手間を、みんなに課してしまいました。本当に申し訳ないです。

限られた資材置き場の中で四苦八苦して資材を片づけています。

まだ使うのは、しばらく後ですが、長さ4mで24kgのレールですので、鉄道の払い下げレールを使っている業者さんだと長さ6mで300kgですので、ユニックを横付け出来ないと施工できないわけですが。小さなレールを何本も使う「土佐派の曳家」ならでは現場です。

そして、柱を掴むために一部、解体撤去を進めてゆくなかで白蟻被害が出ている部分が見えて来ました。

正式には12日に倉敷の伝統構法専門の建築士 和田洋子先生http://bajane.com/yoko

と滋賀の同じく川端眞先生http://neo-plan.com/kawabata/とお施主さまが協議をされてから、どの柱や横架材を入れ換えるか?根継ぎするか?をご指示いただくことになります。

今日で、資材置き場からの小運搬が終わります。

土佐派の曳家 初関西ということで、宮村棟梁のお知り合いの社寺関係者が見学に立ち寄ってくださってます。

スタートで甘い仕事をして、仲間に迷惑をかけました。

更に精進です。

ps

積み残しがあったんで、一人で土日と四国に戻ってました。今朝は身体が熱くて、荷物降ろしてから振替休日とさせていただきました。

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