2019年8月4日 18:14

古民家の曳家工事、曳家が何をどこまでやれるか?知らない人に黙って手を抜けば儲かるけどね。

暑いですねー。

自分らの子ども頃の夏の暑さとは格段に違うように思います。

炎の惑星に住んでいて、夏はそれから逃げるような生活をするような違う文化圏に、「移住」してきたような印象が拡がります。

違う文化圏と云えば、奈良です。

朝から商店街を鹿が普通に歩いて来ます!すげー。

お家の方は曳家も一旦、終わりました。

後は、建っていた場所も、嵩上げ+地盤改良等をして来年2月に曳き戻すまでの仮置き作業です。

今回は仮置き期間が長いですから、その間のお家の損傷を抑えるために、大半の柱にジャッキもしくは枕木を組んで荷重を本来の「柱底部」に戻しておきます。

H網で受けているわけですし、それで曳家工事も完了しているわけですから「そのまま、枕木組んで置いておいても良いんでない?」と云う声も聴こえますが。でも、やっておいた方が良いです。やっておいた方が良いことは、お施主さんや建築士さんに指定されなくてもやってしまいます。

そもそも、お施主はもちろん、建築士さんの多くも「曳家がどこまで出来るか?」なんて知らないです。知らないから指定しない。指定されないから利益を出すために「余計な労力は使わない」と云う人もいるかと思います。

雨が降ると泥沼のようになる地盤の中で、武骨に枕木を重ねて、どう荷重を分けるか?

ウインチに巻き取るワイヤーの経路も考えて、レールを敷く位置を、うるさく変えて、それに付き合ってもらうことに感謝。

いつまでも上司が現場にいると、弟子が自分の決断で細工を決められないため、彼の上達を阻んでいるのは自分の存在なのか?

それでも、他が育っていない中で堅田工務部長だけに現場を任せると、いくら体力のある堅田さんでも采配と作業で疲れ果ててしまうだろう。と考えて、今はまだ、自分は時折一緒に作業しつつ。そうでない時は、そっと目立たないところの細工を先回りしてやっておく。とかをしてます。

流石に、もうメインのH網を組むのは(連続しては)出来なくなってますので、そういう部分はポーンとお任せしてしまいます。

今回の現場は自分のミスなんですが・・一旦撤退時の資材の輸送費を見積もりに書いておりませんでした。お施主さんからは「それは悪いから払いますよ」と言っていただきましたが、「買っていただいてから、やっぱりもうちょっと下さい」と云うのはフェアでありませんからご遠慮させていただきました。

※白蟻被害や腐食などによる柱の差し替えなど見積もり時点では発覚していなかった追加工事費は別です。これは必ず契約書に書くようしています。

なので、高速料金が安価になる土日に、弊社のトラックで輸送。しかも一部は徳島の現場に戻して、残りを高知県の倉庫に廻って降ろす。など、やりくりを常に考えています。

2019/ 8/ 4 9:35

高知では先代の頃から鋼材を造っていただいている鉄工所さんからの連絡で、現調もしてきました。

鉄骨の柱のプレートの乗った独立基礎があちこち割れています。16か所くらい。

もちろんこれは、アンダーピニング工法で地盤から直した方が良いと判断して、地盤調査の上、出来れば構造設計の先生にも参加していただいて修復されることをお話させていただきました。

建物の築年数や別の構造物との増築、連結などの問題もありますので、費用を抑えたいとのことです。

難しいです。

明日は香川県で古民家改修の現場でのご相談をいただいてますので現調させていただいてから、奈良に戻ります。

香川の古民家は重いんで・・どんなことが出来るかなーー。などと今から心配しております。

ps

夕べは、木工部 須賀棟梁の学生時代の同級生 ノルウェー人のジャンさんが、高知観光に来ていたんで。「須賀棟梁は素晴らしい!」ことを証言するために食事に参加させていただきました。

若い奥さまの、赤ちゃんを抱っこさせていただいて気分はおじいちゃんでしたが。自分の娘には断固としてまだまだ嫁に行って欲しくないです。

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