新潟市中央区での沈下修正工事 完工しました!
新潟市中央区での「土台揚げ沈下修正工事」完工いたしました!
こちらの現場は最大沈下量75mmと比較的症状が浅かったことからも液状化によるN値の戻りが早い。
と判断して早々の施工をさせて頂きました。
一見なんの変哲も無い画像ですが、ジャッキをセットするために外壁を解体したり、
逆に犬走りを割って枕木を敷いた跡がありません!
こうした自己満足(嘘)の積み重ねが精度を上げます。
床下のスタイロが欠落しているのは「伸ばしナット」を取り付けるためです。
ご許可いただければ可能な限りより良いと思える選択をしてゆきます。
前回ブログの独立柱の修復の続きです。
含水率を上げないように防水テープを底面に貼りました。
↑銀色に見える部分がそうです。
モルタル補修をする前には、ハイフレックスを塗布してます。
ここから後は、オーガニックスタジオ新潟さんのご手配で板金を巻くそうです。
もちろん、基礎修復でも塗布してます。
そしてコンパネで型枠を組んで基礎天端を丁寧に詰めてゆきます。
画面右下に撮影者(岡本)の足首があります(笑)
雪の吹雪く中での床下の冷たさは格別です。
モルタル塗りは、宏くんの担当。
柔らかくなりすぎると、「垂れます」から絶妙な硬さを追求します。
接着剤を入れすぎると、施工は楽ですが。強度が落ちるんで厳しく監理します。
この基礎修復をおざなりにする業者や、監理しきれていない建築士、工務店さんがいます。
何度も書きますが、
「建物を水平にするのはさほど難しくありません。固定してからが大切です」
詰めるのが面倒だからと、型枠を噴かせて、じゃぶじゃぶのモルタルを土台の上場より2cmほど高い位置から流し込む業者がいます。
よく考えてください。水分を吸い上げた土台は腐りますよ!
そして沈下した建物に新たな荷重(増し打ちしたモルタルもしくはコンクリート)を付け加えると再沈下を促進します。
ざっくりとは、「中目」川砂を使います。
しかーし。揚り幅が僅かな部分や補修には「見た目」を考えて「細目」川砂を使います。
実際には左官さんが上塗りするんで関係ないんですけど、まあお渡しするまでの間、きれいな方が気持ち良いですから(笑)
時々「良い業者を紹介してください」と言われることがあります。
「値段も味のうち」という言葉がありますが、施主の年齢、家族構成などでいくらくらいまで費用を掛けるべきか?は変ってきます。
職人として「こうすることが正解」と考えることはありますが。
あくまで参考意見であって最終判断はお施主さんにしていただかなくてはなりません。
自分は自分を選んでくださったお施主さんに誠意を持って施工させていただくのみです。
↑この画像を見ていただくと、曳家岡本の誠意が判るかな???
先週土曜日には山形県の曳家「我妻組」我妻敬太社長が現場に立ち寄って下さいました。
我妻さんと、鋼管杭のジョイント方法についてや、無駄に費用を掛けさせない工事をご提案させて頂くには?など話し合いました。
沈下修正工事は誰しも予定していなかった不幸な工事です。それは手術のようなものです。
皆さまが勉強熱心で、誠意ある医者に出逢えますように。
3月10日(日曜)には、新潟県建築士会主宰のセミナーにも登壇させて頂きました。
※画面に写っているのは酒井さんです。
ps2
西区善久の現場も始まりました!
新潟および北陸の皆さまよろしくお願いいたします。
ps
弊社が躯体の修復を担当させて頂いた、旧 桑浜小学校(現モリウミアス)が長澤まさみ、横浜流星、リリーフランキー、森菜々出演の映画のロケに使用されたそうです。
【Netflix】映画『パレード』キャスト・あらすじ |長澤まさみ主演、横浜流星ら出演 | イエモネ (iemone.jp)
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