2019年12月11日 20:28

曳家岡本:週末から関東です。

高知市春野町での鉄骨3階建ての基礎造り替え工事も、後少しです。

基礎工事の方は、基礎屋さんに御願いしました。

オリジナル部分の天場の幅が12cm~15cmだったりと不揃いだったり。

そして、枕木が邪魔で小手が使い辛いので、レベラーは使わず、後日、天端は押さえることになりました。

プレートが中心にいなかったり・・まあ、下の画像のように階段との取り合わせでやむを得なかったりなんですが。

ちなみに、もちろん階段の足元も、斫りだしています。

そのまま揚げると・・建物を引っ張ってしまいます。

本来は、この階段を昇って住居部分に入るのですが・・今は、枕木をがっつり組んでいますので、お施主さんたちご家族は、ジャングルジムの間を潜り抜けるようにして、部屋に上がってくださっています。

早く、枕木を省きたいところですが・・

コンクリートの養生期間をゼネコン並みに2週間採ることにしました。

ただ、奥の1か所だけは増築部分との兼ね合いで一気に布基礎を打てませんので、ここだけは後日、据えつけてから追加工事となります。

なかなか手間がかかるものです。



そして・・徳島から帰って来て、そのまま放置していた枕木や鉄骨を、きれいに干して。片づけています。

金物も徳島が海に近かったんで、かなり錆びたんで、錆落としを使いました。


後方右側の盛りが1山300本ですから、現状1500本ほどが倉庫に帰って来てます。

残りは、奈良と徳島と高知の現場で使用中。

高知の現場はクリスマス頃に一旦、終了となりますが。

自分は、今週末から奈良の現場の様子を見ておいて。

関東に戻ります。

先ごろの台風被害での、歪んだ建物を直すためと、文化財の曳家工事のご相談をいただきましたので、現地調査に出掛けてきます。

こちらは一昨年の横浜都筑区での曳家風景。TOKIOの城嶋さんが来てテレビ撮影もしました。

そして・・・年末と云えば、忘年会!

お酒は完全な下戸。偏食も多い自分として、苦手なんですが・・まあ、そこは社長業をしなくてはなりません。
頑張ります(笑)

ps

ところで・・小松くんはどうしているか?と云いますと・・

まだ北海道根室にいます(笑)

小松には新年から出向いてもらう次の現場の資料や契約書のファイルを送信しているのですが・・上手くプリントアウトできないようで四苦八苦しています。

あげくの果てに「みんなLINEで連絡取り合いゆうのに、なんでファイルをダウンロードせんといかんが?!」と文句を言います。

小松が16歳(現在41歳)の時からの付き合いですから、ついつい友だちのような言葉遣いや、甘えたことを云います。

クライアントの指定に従えないのであれば仕事は頂けません。

言葉遣いも含めて、小松に指導しまくりです(苦笑)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近の投稿
コメント
アーカイブ
能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。