2019年12月23日 9:54

曳家岡本:鉄骨3階建ての枕木解体と千葉で現地調査。

いよいよ年の瀬ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

曳家岡本は、3手に分かれて2019年年末をやっつけています。

堅田さんチームは、メインの高知県高知市春野町での鉄骨3階の枕木と仮設鉄骨の解体を御願いしています。
もっと早く枕木をばらせば、段取り的には、バタバタしなくて済んだんですが・・。ゼネコン並にコンクリートを打設してから2週間、型枠をバラさないという選択をしたため、こうなりました。
高いお金をいただくのですから、やれることはやっておきたいですよね。
なんとかぎりぎり、お施主さんも、すっきりお正月を迎えられます。

犬走りとかは、来年、左官さんに直してもらいます。

道路側もすっきり。

資材置き場に、集めます。
堅田さん、宏くん。お疲れ様でした!

さて・・自分は「親方 兼 社長」として来年に向けてのお仕事を獲得しなくてはなりません(汗)

今回は千葉県で2棟、埼玉県で1棟の現地調査をご依頼いただきましての上京です。

途中、奈良で曳家して仮置きさせていただいている現場に寄って、レベル確認と、建築士さんと工務店さんと変更事項の打ち合わせ。
なかなか難産してます。

※現状はかなり造成工事も進んでます。

そして、その夜は静岡に一泊したんですが。1人、夕ご飯が寂しかったのですが、雨漏りと塗装の第一人者!第一浜名建装の久保田社長にお付き合いいただきました。

東京に到着してからは、丸谷博男先生の古民家再生セミナーや、木の家ネット埼玉の忘年会などに参加させていただきつつ。

※こういう場に参加させていただいて自分の立ち位置を創るのは本当に難しいです。
何しろ、みなさん「曳家」にたいへん興味を持って下さいます。
大人な態度で社交辞令だけ繰り返すのは失礼ですし、皆さまを差し置いて話過ぎるとまた失礼です。
なので、自分はこういう席では質問をいただいた場合のみ誠心誠意答えると決めています。

さて、千葉では台風15号の風被害で大きく変形した神社の「家起こし」の現調をさせていただきました。

全国3000人(たぶん・・アクセス数から推理しました)の、曳家岡本ファンの方は、ピンと来たと思いますが・・
そうです。この症状は・・あの甲浦八幡宮と同じです。

※但し、傾いているのが反対方向ですので新殿との渡り廊下などワイヤーを張るための障害があるのが違います。

う~~ん難しい。でも大量の工具と堅田さんと馬鹿小松がいるから大丈夫です、

うわーー。久しぶりにあの工事をやるのか?!(まだ正式にご依頼いただいてません)これは曳家職人冥利につきる工事です。

さて,3手に分かれて~ですが。
もちろん小松くんは、まだ北海道根室で頑張っています。

来年に向けて全世界からお仕事のご相談お待ちしております。
どうぞどうぞよろしく御願いいたします。






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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。