2020年1月25日 10:55

行列の出来る曳家

大きな現場が終わると、必ずあるもんなんですが・・地味な片付け作業に入ります。 家が動いたり、水平が直るカタルシスも売上にも直結しない作業ですのでテンションだだ下がりですが(苦笑) やらないわけにはなりません。

長く資材置場をお借りしていると必ず「記憶にございません」と言いたくなるような不法投棄されたかも知れないゴミもあったりするのですが、とにかく撤収しないといけないですから。 全てをトラックに積み込んでしまいます。




幸い焼却炉の付いている倉庫ですので、仕分けをしながらゴミを燃やしています。

2月上旬から奈良の現場に戻る予定だったのですが、お施主さんの要望で設計変更が出て、建築確認申請が出来ないので再開が延期されてしまいました。

大量の資材を使う仕事ですから、そうそう空いたスケジュールに上手く収まる規模の工事を急遽、入れる。
という豪腕は自分には無くて・・やむを得ないので、一旦、解散することにしました。 弊社程度の事業規模だと、待機期間も日当を支払って倉庫作業をしてもらうほどの力はありません。

堅田さんと宏くんは協力会社への応援をに即決めてくれたのですが、社会保険に加入していない小松くんの場合はなかなか受け入れ先が限定されるので、難しかったです。

何とか、倫理法人会 浦安支部長をされていた創心建設興業 高信社長のご厚意で、仙台での解体現場の作業補助に雇って頂きました。




一旦、高信社長と決めた期日まで作業をさせていただいてから、その間に、今、やりとりをさせていただいている2週間程度で完了する小ぶりな現場のどれかを決めて、小松くんと合流できると良いのですが。

全ては相手があることですから・・どうなることやらです。


さて、待機期間中に幾つか打ち合わせもあるんですが・・

その中で、ドキドキなのが・・某大手住宅メーカーさんへの会社訪問です。

これは弊社の応援をして下さっている某氏がご紹介しましょうか?と申し出て下さり決まったことなんですが・・ 会社訪問なんで超久しぶりです。
ここ何年間は指名客の獲得に努力を注いでおりましたので、自分にでは無く、そのメーカーのブランドを信頼されてご依頼されるお施主さまや、そのメーカーのルールに自分が合わせられるのか?もちろん大人ですから下請けに入れば、元請けを差し置いての勝手な言動や打ち合わせはあってはならないものですが。

それ以外にも心配することはたくさんあります。 ただお茶をご馳走になって帰宅することになる可能性も充分にありえますが、 少なくともご紹介くださった方の顔を潰さないように「真面目な人だったよ」と言っていただけるように誠心誠意、謙虚に行って来ます。





  はぁ~。行列の出来る曳家になりたいですよ(笑)

ps
久しぶりのHPの更新です。
全国での曳家岡本のセミナーの軌跡を掲載しています。
www.hikiyaokamoto.com/publication



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2件のコメント

  • 松本 昌也 より:

    岡本さんのおおらかな心が魅力的ですね。
    商売繁盛三方よしが良いですね。

    • hikiyao より:

      松本さま
      コメントありがとうございます。
      もう自分は大きなビジネスは出来ないと達観しておりますのです(笑)

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。