2021年1月28日 10:47

傘貼り浪人気分。

再び時代劇に出てくる「傘貼り浪人」気分です。
年末年始には、合わせて10棟ほどの新規相談をいただいておりましたので、正直、
今頃は千葉県市原市か?神奈川県湘南?で、工事させて頂いているつもりでした。

しかし!世の中は甘くないです!
1月も終わろうとしているのに、決定の電話は無いままです。

で、何をしているか?と言うと。
工具のメンテナンスや、エンディングノートの作成などをしています。

一昨日は、高知市の「新改エンジニアリング」城山社長の工場にお邪魔して、
サイズ違いのナットで締め込んでしまったために外れなくなっていたボルトを直す作業をさせていただきました。
「やっぱり道具やろ(笑)」と言いながら、ご指導頂きました。

一昨年の徳島県の登録有形文化財 廻船問屋 母屋「谷屋」の家起こし(軸組補正工事)の際に、急に決まったために人員が間に合わず、お手伝いさんを入れ替わり使った為、違うナットで無理矢理締め込んでいたものを、倉庫でより分けて「いざ鎌倉!」に備えて準備しておくわけです。

新改エンジニアリングの城山社長に
「岡本さん。うちに頼んでもらったら20年 故障しない。でも安くやるところに頼むと10年しか使えない。どっちが得か考えて欲しい」と伺って、
自分も頑固に信じる道を歩もうと改めて気づかせていただきました。

20分くらい、土台揚げでの沈下修正工事の説明してます。
一般の方や建築学生さん向けの初歩的な内容です。
   ↓こちらをクリックしてください。
【家の傾き直し方】傾いた家を直す「沈下修正」|傾いた家に住み続けると健康に悪いって本当? ホームインスペクション・住宅診断|個人向け業界No.1のさくら事務所 – YouTube



お気軽にお問合せくださいませ。
hikiyaokamoto@gmail.com




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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。