2021年12月21日 5:17

千葉県茂原市で山登り修行中です!

年末になると、お寺や神社にゾンビのように吸い寄せられるものです(笑)
曳家岡本チームBも、千葉県茂原市の「藻原寺」様に伺わせていただきました。


お社の土台部分が傷んでいるので、入れ換え作業のために嵩揚げして欲しいとご依頼頂きました。感謝いたします。

なかなか山の上です。

トラックから降ろして。



遠くなりましたね!

先回りして上からです。
※自分も運んでます。なので連続写真では無く何回かに分けて撮ってます。

やっと登りきりましたが、ここから50mくらいはゆるやかな坂道です。


その先に、ご依頼いただきました「お社」があります。

大工さんが、外周で作業できるように、嵩揚げの為の枕木を「お社」から50cm以上離して欲しい。とのご要望です。
なので、弊社の枕木が1本1m20cmですので、(1200mm+500mm)、
お社の石壇から、1m70cm以上の枕木を組む有効面積が必要になります。

しかし・・山頂に建てられているため、後方は法面になっていて、そんなにも敷地がありません。
もし自分が、ろくでなしなら、もう少し短い枕木で、組んでしまうでしょう。
しかし、大工さんが作業する間、1か月近く嵩揚げしたまま仮置きしておかなくてはなりません。短い枕木で組んでいると「揺れます」。

揺れると少し傷むし、大工さんも危険です。
なので、少しでも安定させることを考えて、足元を拡く組むためにH鋼や枕木の長いものを運びこんでます。
そして法面を整地して拡く組めるようにします。


藻原寺さんの工事は来年2月からなんですが、こちらの都合で資材だけ先に運び込ませて頂きました。
おそらくは、千葉県建築士会主宰での見学会とかあるかな?


※↑岡本の勝負Tシャツ(笑)

サー・ポール・マッカトニーのインタビュー記事を、いすみ市のコインランドリーに置いてある雑誌で読みました。

Q:
もうあなたは、充分な成功を収めて満足されているだろうに、なぜ?まだ活動を続けていらっしゃるんですか?

A:
確かに、若いミュージシャンの書いた曲として今の自分が、「エリナリグビー」を聴いたら、なかなか良いね。と思うよ。
でも、まだ自分の演奏を愉しんでくれる人たちがいて、自分も愉しい。それに他に何をする。と言うんだい?(笑)

実は、堅田さんと2手に分かれてからも、来年、いすみ市岬町で施工をご依頼いただいている初期の輸入住宅の2×4工法の別荘をどう直すか?
ずっと考え続けてて、また違う沈下修正方法が身体の中から出てきました。
これは過去にやったことの無いパターンですが、
悪くないと思います。
既に数日前に輸入会社の方、大工さんにはプレゼンさせていただいて、承認頂きました。

堅田さんに「親方、たまには仕事を忘れる時間を持たないと駄目ですよ」と言ってもらいますが。
自分は不器用です。工具を使うのも下手です。
なので考え続けて、より良い工事を提案することが、責任です。


いすみ市大原の倉庫で、ジャッキをきれいにして油をひいてます。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。