2022年3月3日 7:29

千葉県茂原市 「藻原寺」社の据え付け工事です!


千葉県茂原市市役所前にあります地域で一番大きなお寺「藻原寺」さんの本堂 裏手にあります「社」の土台入れ換え工事、据え付け完了しました。

今回は幸い、近くで輸入住宅の沈下修正+構造補強工事をさせていただいていましたので、コンクリート打設の後の養生期間を利用して据え付けに回らせていただきました。


ツルツル(笑)
ツルツルに鉋かけされたヒバの土台、根継ぎされた柱がお待ちくださっています。
丁寧に鉋かけされた材は、きれいなだけでは無く、表面が水をはじくようになります。
今回のような土台が横殴りの雨で傷んだケースではやっておきたい処理です。

休憩時間に、根継ぎするために鋸を入れたオリジナルの柱の木種が判らなかった。との話題になって匂いを嗅いだり触ってみるけど、もちろん判りません(汗)
あーせっかくウッドステーション塩地さん、大谷さんが見学に来てくださっていたから聞いておけば良かったな。

少しづつ降ろしてゆきます。

はい~~もうホゾが刺さりました!

いや。すみません。夢中で写真撮れてないんですが・・
「かやし」で、「踊った」社を動かして墨を合わせています。
※ジャッキを斜めに掛けて、枕木の上を滑らせて動かす技術です。

↓これは御宿での現場の時の画像です。

毎回、工務店さんや大工さんから、「元の位置から30mmくらい動いているけど、これはこの位置に合わせて基礎と土台を造っておかないといけないのかな?」と質問頂きます。
建物は均一の重さではありません。
トイレがあったり、階段があったり、柱が少なかったりでその位置が受けている荷重は異なります。
またジャッキアップする作業でも、早く揚ってしまう側に建物は引っ張られて「寄ってしまいます」。
自分らは、この動きを「家が踊る」と言います。
上手い曳家職人は、揚げ下げしている最中に、ジャッキを「巻く」順番を指示して正しい位置に戻します。

3年前に施工させていただいた徳島県美波町の廻船問屋は、1階が60坪とたいへん大きかったため、「かやし」をするとなると、相当たいへんになるので据え付けが始まってからは、「家の寄り」を睨んでは、ジャッキを下げる順番を決めました。
そんなわけで、徳島は降ろすのに時間は掛かりましたが、微調整無しでホゾに入れられました!

「かやし」も終了して、据え付け完了です。


よーく見ていただきますと、「荷が抜けた」せいで、熟練の反則技「足固めで柱を支える」を担っていた鉄板と足固めに隙間が出来ています。

上の画像を見比べてください。

青丸で囲んだ部分が柱の中を貫通する足固めを支えていました。

で、降ろすと荷重は抜けますので。

こうなるわけです。

今回は、柱がかなり傷んでましたので、このような細工をさせていただきましたが、これはあまりお薦めできないです。
どうしても場合は、足固めを抜いて、同じサイズの鉄板を挿入したいですね。
この社が軽くて、尚且つ、梁を突けたから出来たことです。






終わると、合計5トン分の資材を片道200mの山道を降ろします。
堅田さんと、宏くんには申し訳なかったです。


外房近郊は「波の伊八」さんの伝統からか、彫り物のレベルが高いです。
こちらの獅子鼻さんも、若々しい魅力がありました。
永く残ってくださると良いなー。

ps
今日は、この後、香川県三豊市で古民家の柱を数本揚げて欲しい。という友人の大工さんからの要請でそちらに回ります。
香川県西讃地域の古民家はどこも重いですから、気が重いです(笑)

ps2
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