2022年12月31日 21:52

2023年の曳家岡本です!

2023年始まります!

新年は、京都での石場建て家起こし、を皮切りに、三浦半島近くでの古民家の沈下修正+家起こし+曳家など大きな現場が続きます。
それゆえ年末は徳島県の商家の沈下修正改修工事から高知の倉庫に持ち帰った資材+京都行きの工具の荷造り。ゴミ焼きでした。

故郷高知のやなせたかし先生は、60歳まで全く売れなかったそうですが、自分も62歳でようやく売れて来たのか!!と勘違いしてましたが・・コロナ禍であれだけ閑な時間を過ごしましたが、今度はコロナ禍のお陰で、事業再構築補助金によって仕事が増えてきました。

自分は、親方業もあって、一旦、上京しましたが。
予定していた出発日23日は、高知県始まって以来の積雪!
自宅の周辺です。


なんとか上京して、千葉県松戸市へ現地調査に伺い、「やっぱ。プロは専門的な細工するんだなー」と驚いていただきつつ(笑)
午後は湯島へ!

29日からは、年末年始の休みとなりましたが。
領収書の整理や、見積書の作成、そして合間には新著「曳家が語る 構造から直す古民家再生」の執筆もしてます。
ほかにも、夏頃には「解体屋ゲン 曳家岡本編②」も出るかも?ですし、ある建築資料本にデータ提供で参加させていただくお話もあります。

今年は、家族4人で過ごす最期の正月です。


両国で、佃煮。

砂町銀座で、年越しそば用の天ぷらを買って、東京の下町ライフを味わいました。
↓自称「奇跡の56歳 」岡本和美さん。

ここ何年か、冬物の衣類を買うことに躊躇します。
夏物に比べれば全般に高額になる冬服を「来年も着ること出来るのかな?」と考えると、結局、安いものしか買えません。
しかし、曳家岡本の現場では「葉隠」について語り合うことが少なくありません。
せめて今夜は少しだけ良い新品の下着に着替えて寝ます。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。