63歳になりました。「いなくていい人」
スポーツ選手の現役でいられる年齢は、短いです。
「まだやれる!」と声援をもらっても潔く辞めて行きます。
家内が死体の輸送費を調べて「旅先で死亡した場合は、すごくかかるから出来るだけ戸籍のあるところで死んでね」と 心配してくれるお年頃です。中森明菜似のツンデレ妻です(たぶん)。
今日で63歳となりました。
歳を取ると思うのですが、人生の勝利者とは「おじさん辞めないでくださいね!」と言われて、小さくうなづいてお惣菜を造ってる食堂のオヤジさんだったり、或いは有名ではないけど地元で愛されている和菓子職人さんなんではないだろうか?
たま「いなくていい人」は辛いよな。歳とって、必要とされる。それで報酬を得て暮らしてゆける。なんて幸せなんだろう。
幸せに暮らすためには住むところが安全であることが重要になってきます。
新築に関しては「プロ施主」と呼ばれる方たちが現れるくらい市場は熟成しています。
それに反して、リフォーム、リノベーション、改修と呼ばれる分野は、まだ原始人がフリチンで原野を走っているような世界だと感じることが多いです。
「リフォームなんだから、こんなもんだろ。」「あの酷い状態から比べれば断然良くなった」と甘く考えている方もいます。
しかし素人の方は「プロに直してもらったんだから新築同様に戻ったんだ」と考えてしまいがちです。
この意識の差を埋めることが出来ないか?をずっと考えてきました。
その一つの到達点が11月15日発売となる「曳家岡本口伝 構造から直す本気の住宅再生」です。
出版記念セミナーを2か所でやります!
11月16日(木曜)東京神田詳細はこちら。
構造から直す本気の住宅再生を学ぶ (sohjusha.co.jp)
17日(金曜)新潟駅近く。
PowerPoint プレゼンテーション (fukuicompu.co.jp)
ちなみに、自分たちは曳家職人です。
ですので、家を動かしたり、家起こし(軸組補正)をしたりする仕事をもっとやりたいんですけど。
実際には、土台揚げ 沈下修正工事をご依頼頂いていることが圧倒的に多くなってしまいました。
これは色々な背景があるんですけど、土台揚げ沈下修正工事は、曳家職人としての技術の3割程度しか使いません。
7割くらい余力があります。それでも、ご依頼が多いと云うことは「求められている」ということです。
真摯に応えてゆかないとね。と堅田さんと宏くんと話してます。
しかーし!とうとう!年末から都内で曳家工事 決まりました!やったー。頑張ろう!
↑工具の輸送中、休憩でハイウェイオアシス降りたらお祭りやってました。
25年前に、戻れるなら、また小さな娘たちと遊びたいなー。
ちなみに、お姉ちゃんが大学生時代にお世話になっていた品川にあるクリニックの先生は「岡本さんのお父さんは素晴らしい技術者ですよ。僕ら医者なんていくらでもいますからね」と言ってくださる人格者です。
嬉しくて「じゃあ、パパから娘がお世話になりました!と曳家岡本Tシャツをお贈りさせてもらおうか?」と云うと。
「先生が着るわけないじゃん」と笑われます。
K先生!もしご希望なら娘経由でなく、下のアドレスまでご連絡くださいませ(笑)
※お気軽にご相談くださいね。
hikiyaokamoto@gmail.com
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