曳家岡本 再び新潟入りします。今度は長いよ。たぶん。
いよいよ今夜より「曳家岡本」新潟入りします。
(自分は21日、22日と大阪で沈下修正工事に関するセミナーをさせて頂いてからの合流です)
雪降る中、上野近くでの現場の撤退を堅田さんと宏くんに御願いして、出身地の高知県で建築士会有志の熱意で開催していただいた「曳家岡本口伝 構造から直す本気の住宅再生」出版記念セミナーと懇親会は高知県を代表する料亭「得月楼」で、にぎにぎしく実施して頂きました。
一泊だけですが、参加するために来てもらった堅田さんが、「親方の嬉しそうな顔を見てウルッと来てしまいました」と告白してくれるほど。
自分は長く地元では評価いただけないままでしたから、この日は本当に感無量でした。
東京での著名な建築関係者に集まっていただけた懇親会とは、また違う温かい気持ちになれた一夜でした。
東京にとんぼ帰りした堅田さんは、翌日から20トン越の資材の撤退作業です。
自分は高知県に残って、4日間だけゆっくりさせてもらうつもりでしたが。
高知入りする前日まで新潟でのセミナー後に廻らせていただいた、現地調査11棟の見積書を書くのに3日ほど使ってしまいました。
なにしろ、皆さん早く施工金額を知りたいでしょうから、これは東京に戻ってからではないな。と判断して書きました。
高知に置いてある予備機のPCを久しぶりに繋いだら、windows7からヴァージョンアップしていないままだったせいで、変な警告画面が出ます。
近くのPCショップに修理に持参しましたが、上手くゆかず。結局、手書きの見積りを書いて写メで送らせていただくというご迷惑を掛けました。
遺された時間の中でご事情で出版記念懇親会にはご参加いただけなかった先輩や友人にご挨拶に廻らせていただきました。
堅田さん、宏くんは千葉県いすみ市の倉庫で片づけ+メンテナンスと、新潟行きの荷造りです。
昨日、2月19日の「読売新聞」の記事です。
弊社にも、石川県から1棟お寺の修復相談来ていましたが、やはり「今は檀家さんたちもたいへんだから(寄付を募れない)」と話が頓挫しています。
一般的な40坪前後のお寺の沈下修正や、家起こしをする為には50トン以上の枕木や鋼材が必要になります。
これらを保有していて対応できる業者数は限られています。
はっきり云って、一般住宅の傾きを直させてもらっている方が身体への負担も少なく、会社としてもそちらを数こなす方が正解です。
しかし、後2年で引退を考えている自分の気持ちを知ってか。
堅田職長が「社寺の相談来たら優先してください。親方の想い出になりますよ」と言ってくれます。
弊社は小さな会社です。
ご要望に応えるために、5月からは1名人員を増やす計画があります。
それ以上は自分たちで管理できる施工品質が維持できませんので増やしません。
小さな会社の小さな矜持です(笑)
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