新潟市西区大野で土台揚げ沈下修正工事「基礎修復」解説編
今回のブログは、基礎修復の画像を中心としました。
土台揚げ沈下修正工事に於いて、多くの方はジャッキアップしている場面に注目しがちです。
しかし、家は「据え付けて」からが長い人生を送ります。
するとアンカーボルトや基礎修復をどれだけ「強固」なものにするか?は重要となります。
基礎修復を他社任せにされる場合、多くは左官さんに御願いしていると思います。しかし左官は化粧のプロであって「構造のプロ」ではありません!
夜、湯桶を持つ手首が痛くなり、朝は手首が痺れた状態で目が醒めるまでモルタルをきつく詰めた基礎でなければ安心してお渡しできません。
玄関の袖壁部分を型枠?を組んで詰めてます。
↑ブリッジで使っていた厚い鉄板を固定させるためのウエイトとして使います。
↓この鉄板です。
ちなみに、先の現場で3日間、手伝いに来ていただいた「住学」イロハスタジオ石田イッシー(ネッシーではないよ)は床下から鉄板を出してくるにあたって「鉄って重い」という名言を遺しました(笑)
玄関入り口もかなり片付きました。
ビフォア
アフター
何かとレトロな「土台揚げ沈下修正工事」ではありますが、基礎から持ち揚げる工法と異なり外構を解体する必要がありませんから、この入り口や独立の柱をほぼ虐めることなく施工できます。なので土台揚げにはそうした節約も出来る。ということを憶えておいてくださいませ。
左側の壁は、駐車場なので断熱施工をしていません。それなら「伸ばしナットを使おう」と壁の下方をカットして頂きました。
外周をパネコートを貼り付けて行きます。
そして床下では堅田さん、宏くんが苦労をしてくれてます。
施工期間中もトイレ、給排水を普段通りに使っていただきながら住んで貰えるようするために、配管の間を潜って詰める作業は、なかなか疲れます。
この悪環境の中で安心して住める家を目指します。
鋼製束のレベル調整です。
浴室!
↑ホールダウン金物を切断しないための細工としての壁を解体した部分がよく判ります。
土台揚げ沈下修正工事の場合、床下に潜れることが大前提です。そしてホールダウン金物を切断せずに残そうとすると、ユニットバス下を一旦、解体しなくてなりません。
こうした付帯工事費用やご予算などを話し合って建築士さんがお施主に最適な沈下修正工法を選定しなくてはなりません。
浴室の基礎パッキンは、「気密パッキン」を使用して欲しい。と山川さんが持ち込まれました。
今回は、こちらのお家が終わると斜め前のお家の工事に入らせていただいたんで、左官さんによる上塗りをした写真を撮ることが出来ました。
この状態は下地です。もう1度仕上げ塗りをされます。
ps
5月30,31日はサトウ工務店佐藤さんが「ビックサイトに,しゅーごー!」と声かけられたんで、現場を堅田さん、宏くん、横田くんに、任せて。いざ!東京へ!
実務者交流会では全国の建築コミュニティ「しゅーごー!」
・住学(すがく)
・住まいる.lab
・楽住(らくす)
・釿始(ちょうなはじめ)
・大工の会
・家コミュ関東
・構造塾
・新建ハウジング
総勢170人
が、集まられてました。
もの凄い盛り上がりぶりはsns等で「実務者交流会」で検索してみてください。
youtubeの「住学」チャンネルもよろしくお願いします。
住まいる.labの群馬県支部長、「剛工務店」生形棟梁と!記念写真(笑)
そしてみなさん・・疲れて帰って行きます!
自分は翌朝3時30分に東京を出て新潟に戻りました!
今、喰うためだけにやっている職人でなくて、プライドを持って学び、実践している実務者たちが建築verサンセバスチャンのような集まりを創り始めました。新潟のサトウ工務店佐藤さんが始めた「住学」が大きな潮流を起こしています。
大きな変革期を迎えていると思います。
※
お気軽にお問い合わせください。
hikiyaokamoto@gmail.com 09051430607です。
コメントを残す