松戸市で土台揚げ沈下修正工事とお応え出来ない相談例

土台揚げ沈下修正の良さの一つには、下げることが出来る。ことです。
よく「下げることって出来るんですか??」と尋ねられるのですが曳家して据え付けられるのですから下げることは当り前に出来ます。
今回のtop画像は浴室が下屋のため建物の水平を直したら、吊られて揚がりすぎてしまったものをアンカーボルトを引き締めて下げているところです。アンカーボルトのナットを締めるために、この部分のみ下枠をカットさせてもらいました。
基礎天端の上に置くスペーサーはなるだけ小さい方が水平構面の復旧となるため、土台のコンディションを視ながらサイズを考えます。今回はオーストラリア檜70mm小口です。
途中、現場にお寄り下さったお施主さんからの感想をグリーンアップフォーム(株)の島田さんから転送頂きました。
「大変な作業ですね。 昨日家の2階で、入居した時から傾きを感じていた場所に行ってみましたが、全く傾きを感じませんでした。 素晴らしいです!! ありがとうございます」
仕事は段取りですよね。我々の作業工程と打ち合わせしつつ同時進行でされる部分と日程を決めている部分。
段取りと云えば、駐車場から上がるための階段とかも持参している枕木で作ったりします(笑)
前回のブログでキャンセルが出たので、今なら早めに入れます。と書いたためか?3棟のお問い合わせが続きました。
そのうち、1棟は現状、賃貸されているものの事情があって沈下してしまったので、急ぎ視てもらいたいというものでした。
一旦はお伺い出来る候補日を出したのですが、念のため「当日はお貸ししている部屋にも入れますか?」と質問させていただいたところ、「貸している部屋なので判らないです。部屋へ入る必要があるのなら先に言って欲しかったです」と返信が来ました。
医者に診察を頼んでおいて服を脱いでください。と言われたら断るのか?
「伺ったとしても適切な調査が出来ないなら費用の無駄になりますから、辞退しておきます」と返事しました。
もう1棟は時々あるケースなんですが、入居を急いでいたのと安価だったので、傾いていることを理解したうえで購入したが、やはり体調が思わしくないので直したい。というご相談。
しかしその購入したお家に特別な思い入れが無い限りは、処分されて引っ越しされる方がはるかに経済的なことをご説明します。
こういう方は、近隣の専門家まがいの方たちに散々相談をしてから、やはりプロに聞いた方が早い。とお電話くださいます。
しかしそれまでに酷い間違ったアドバイスもしくは施工をされてます。
曳家岡本と云う全国区で施工している専門職に問い合わせることに躊躇される方もいらっしゃるかも知れませんが、自分なんぞ、地元で仕事が無くて出稼ぎを続けているだけじゃけえ。←自分の「孤狼の血」ブームは続いています。お気軽にご相談下さい。
hikiyaokamoto@gmail.com
ps
せっかく東京におりますゆえ、執筆中の「建築士が沈下修正工事を相談されたら読む本」(仮)の打ち合わせ、ゲスト対談部分の収録とかもやってます。杉浦季奈先生の「十六夜月」のようなベストセラーを夢みてます(笑)
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