新潟市西区でジャッキダウンな沈下修正工事です!!

今回の現場は久しぶりの「家下げ」と「土台の取り換え」です。
液状化現象によりほとんどの部分は沈下したのですが、こちらでは軽い下屋部分が押し上げられてましたのでバランスを採るために下げています。
コンクリートカッターで切れ目を入れて家を下げる分より少し多めに斫ります。
前々回のブログで、伸ばしたままのジャッキをセットしていた部分です。
ご注意ください!!これからジャッキアップするんでなくて下げたところです!
こういうのは、基礎修復の施工品質に自信が無いとやってはいけないです。
さてさて他の大部分は、通常のジャッキアップです。
狭い床下で堅田さんの漢くささが爆発です(笑)
今回は昨年の工事で、「もはや伸ばしナットを使わないと納得出来ない身体になってしまった」にいつ住宅研究所の大平さんがお施主さんに熱く有効性を語ってくださり、伸ばしナットを使用できるよう壁の解体も許可いただいていました。
ところが!!全てのアンカーボルトが極端に短く座彫りしてようやくナットを締めている状態です。
お施主さんに状況を大平さんが伝えると「そういえば本職の基礎屋さんでない方に施工してもらった」というわけで、座彫り穴の中で使える座金を探して回ったり、いろいろと工夫してみましたが。
これでは壁を解体する意味が薄いと判断して溶接と「伸ばしナット」の併用での施工に変えました。
ジャッキアップも完了しました。
基礎天端も厚く付いているタイプでしたので、これらも採り省いてきれいに基礎修復をします。
今回は、お風呂場の土台が2つ割でしたので、お施主さんから通常の3寸5分角に取り換えて欲しい。とのご要望がありましたので、大工に入っていただいて土台の入れ換えもしました。
仮柱に、添え柱を縫い込んでサイドピニング工法のように持ち揚げます(笑)
全ての土台を落したところです。
土台をを入れ換えました。そしてジャッキを掛けるために開けた高基礎の穴部分に、アンカーボルトを落とし込みます。
この後、埋め込むのでこのくらいの荷重の部分でしたら、引き抜きに対する抗力も問題ありません。
レベル調整です。
曳家の仕事は、相判していただく職人さん(主に大工さん)にどれだけ安心して作業していただける環境を作るか?なんですが、こういう現場に入ってから予定外の追加工事でもどう細工すれば?荷重を逃がせられるか?を考えるのは本当に愉しいです。こんな愉しい作業を堅田さんに任せて脇に廻るのは辛いですが、親方として「やりがい」を感じてもらうために一歩下がるのはやむを得ません。
・・・うそうそうそ!コツメカワウソ(笑)
さっきまでだらだらやってた癖に「ここは俺がやるから!」と率先して枕木組んでしまうようなまだまだ若気の至り岡本です。堅田職長!赦してつかーさい!!
さて、ビフォーアフターを視ていただきましょう!
画面右側の屋根の跳ね上がった状態にご注目ください。
で、画面左側を揚げて、右側を下げるとこうなります。
まあ、今回はここまでです。
今は少し忙しいですが、よろしくお願いいたします。
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