出張中の仕事以外の「予定外」の連打に参りました。

職人の仕事の価格とはどうなんだろう?
「自分たちの仕事は芸術ではないのだから一定の相場というか?適価はある」と言ってきました。
そうかと云って大手さんと違って弊社のような路地裏の知る人ぞ知る和菓子屋のような小さな会社は、美しい包装やCMは出せませんが、その分、現場に手間をかける費用に充てられます。
今回の現場では元請けの、にいつ住宅研究所 の大平さんのご仲介で地元の新潟の曳家さんも現場見学に来てくださいました。
ものすごく安価にされているのですが、正直、1日あたりの単価は弊社の2倍以上になります。
安いが正義。という考えもあります。
かつて27歳で親方になった自分も若さの驕りから「今の俺に頼まないのは損だ。こんなに早く、動けるから金額も安い!」と思っていました。
今は総合力で勝負します。現場だけでなく、日頃の勉強から新しい工具や薬剤の使い方をわずかづつ試してきました。
いつか「曳家岡本に頼みたい」←これは少しだけそう言ってくれる方も現れてくださいました。
さらには「曳家岡本(堅田)」に就職したい。と思って貰えるようなれたらなーと思います。
3年目の新潟1棟目の工事は無事完工しました。
残念だったのは、今回は大工さんたちにも簡単に真似できる曳家ならではの技をいくつか使ったんですが、それを生で視てもらえることがないままでした。
仕方がないので、近隣のみなさんは大平さんに聞いてくださいませ(笑)
さてさて、SHOW MUST GO ON!
今回の現場中には、堅田職長が発熱して倒れたり、自分が身内の不幸があって急遽、高知県に帰省したり(夜中にメッセージ来てて、翌朝の飛行機に間に合うよう2:30に新潟を出て成田まで走りました!)やら、その後、自分が2年ぶりの蕁麻疹が出たりと色々と生身の人間ですから予定外も起こりました。
そして極めつけは、今年も5か月に及ぶ新潟生活ですので、アパートをお借りしたのですが自分のお隣の方が尋常でなく壁や床を叩く方で、管理不動産会社に問いただすと「またやりましたか!次にやったら退去してもらう。と警告していたんですが」ということでこちらが、引っ越しです。
現場終わってから、見積もり書いたり、来月発売の書籍の校正をしてる最中に突然、3部屋離れた堅田さんの部屋まで揺れる壁?床叩きです。
※表紙案はなかなか難航してます。こちらは堅田さん表紙ver
自分も辛いですが、親方としてこういう物件を借りてしまったことを詫びています。
それなのに堅田さんが「親方は隣室なんだから、俺たちよりたいへんです。メンタル弱いんですから、とにかく親方だけでもホテルに泊まってください」と言ってくれました。
全員で泊まろう。と云いましたが費用面を気遣ってくれて「引っ越しにむけての梱包ありますから」と遠慮してくれます。
泣かせます。
ps
1枚目の画像にありますビックサイトでの「住宅ビジネスフェア」セミナーに現場職人として立たせて頂きます。
セミナーは5日のみですが、新刊の販売をコミュニティエリアでさせていただくため3日間とも会場にいます!
5日午後は堅田職長も来てます!
2人して「曳家岡本Tシャツ」着てますのでお気軽にお声かけください。
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