2018年4月18日 14:22

地盤改良の機材を床下に入れるために、この高さが必要だそうです。

地盤改良の機材を床下に入れるため

東京都足立区竹の塚の延命寺さんの地盤改良のための嵩上げ工事やってます。

象鼻と獅子鼻が立派なので、ぱちり(笑)

今回は「下腰工法」での嵩上げですので、据え付けの際にH網(鉄骨)を抜く位置をよーく考えておかないと基礎梁が弱くなりますので、H網を組み方に、その親方の方向性が見えると思います。

地盤改良中、長く持ち揚げて置いておくために、それぞれの柱下には上記のように枕木をかませて、柱で、荷重を受けます。

当初の見積もりには含まれていませんでしたが、建物の歪みが烈しいので、あちこち出来る範囲で引き締めしています。小屋裏へ入るのは身軽な堅田さん。

現在、ようやくGLから1m20cm揚がりました。後80cmです。

地盤改良のための機材を床下に持ちこむために、この高さが必要だそうです。

 

ps

先週の土曜日は、千葉県建築士会 松戸支部にお邪魔して沈下修正に関するセミナーをさせていただきました。前回、ご指摘がありました、せっかくだから「ブラック面」をもっと話して欲しい。とのご希望に沿って頑張りました。でも、後半、ぐだぐだになってしまいました。まっプロの講師で無いですから、赦されると思います。

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。