2018年6月8日 6:02

軽トラも入らない山奥で古民家再生工事!

現場の切れ目に、広島~熊本と現地調査の旅をしてまいりましたが・・   さああ!またまた今度は故郷・高知県土佐山田町佐岡の山奥で古民家の修復現場に入らせていただきました!

今回のテーマ(笑)は軽トラも入らない山奥での施工!

画面奥の煙は廃材を燃やしている様子です。

ここらへんは、まだなんとかギリギリ、軽トラは入ります。

自分のトラックは無理なんで山のふもとに停めて歩いてます。

この道の先には今、施工させていただいているお家と、この右手の石垣のお家しか無いのですが・・それにしても立派な石垣!なぜ??

ここからは全員徒歩となります。

なかなか厳しい。

あっもちろん山を降りるの面倒なんで、弁当持参です!

再び立派な石垣!これは手前の蔵です。

小雨降る中、頑張ります!

なかなかあちこち傷んでいます。

戸袋に絡む桁がかなり腐っています。

今回の工事では、自分たちは、不陸調整をした後、礎石の修復が出来るように全体を25cm程度持ち揚げます。そして、大工さんが、柱の差し替えが出来るように荷重を分散させます。その後、貫や足固めを入れるために柱を少しだけ開いて、挿入後、また締め直します。

全国の大工さん!古民家再生に携わる皆さま

曳家がいると色々出来ます!どうぞ曳家を使ってください!

失業しますから!!(汗)

ps 6月半ばから1週間程度、広島県呉市に伺います。近隣でご相談ありましたらお声かけくださいませ!

 

 

 

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。