2018年11月29日 19:56

家の傾き直し(沈下修正)工事のアンカーボルト緊結

初徳島!無事終了いたしました。

今回はご招聘いただいた(株)宮田建築設計工房さんのサポート体制も細やかで気持ち良く作業をさせていただけました。

沈下は最大で48mm。

で・・今回の現場の最大の売りは!!

サンプル品ですが・・「アンカーボルト伸ばしボルト(仮)」の使用です。

40mmほど持ち揚げたために、アンカーボルトは土台の穴の中に入り込んでいます。

それを画面、やや左にある長ナットの変種のようなボルトで緊結します。

そして締める。

そして・・コンクリート接着剤入りの、コンクリートを造って詰めてゆきます。

これは化粧でモルタルまで進んだところです。

 

家の傾き直し(沈下修正)工事をしていると・・時々、土台が腐っているのを発見することもあります。

心無い業者さんだと「見て見ぬふり」してしまいます。

今回は連絡すると、すぐ2名の大工さんを現場に寄越してくれました。

通し柱でしたので、なかなか揚がらなくて結局、壁を剥がしてコーチボルトで添え柱を取り付けて、さらには、その1本隣の柱も、もう1度、持ち揚げて荷重を分散させて、なんとか揚げました。

 

今回は耐震工事を兼ねていたので、床を剥がしてもらえたので、肉体的には、かなり楽させていただけました。

ps

事情により同行してくれた、かつお親方がコンクリートを詰めるための型枠を組んでくれたのが、素晴らしく早くて(俺が遅いだけ?)大工目線で色々とアドバイスも頂きました。

真摯に向き合って改善してゆきたいと思います。

 

宮田さん!かつお親方!ありがとうございました!

 

 

 

 

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2件のコメント

  • 縁の下で支える力持ち💪ですね。
    すごいの一言です!
    ご苦労さまでございます!

    • hikiyao より:

      松本さん いえいえ。馬鹿は床下で働くしかないがです(笑)先月、浦安倫理法人会に参加してました!凄いですね。講話も麻生太郎さん、佐藤 優さん、鈴木宗雄さんクラスが来られてますもんね。凄いです。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。