逃がした現場は残念だけど。曳家バカ一代2
今朝はLIXILとヒューレッッパッード本社の川を挟んでの猿江恩賜公園で、久しぶりに愛犬プリンの散歩をしています。
かなり涼しいです。
さて、今回はたいへんお世話になっていますスーパー解体会社(他社が断る難易度の高い解体を積極的に受注されたり。ウルトラ大型施設の解体などされている) 創心建設の高信社長のお声かけで上京させて頂いています。
ビル解体現場の施工に際して隣接する木造家屋が振動でダメージを受けないか?受ける可能性があった場合はどう補強しておくか?の診断の為に上京してます。
トラックでの移動でしたので途中、岐阜羽島で一泊して郡山で伝統構法のお家を建てられている「カネサダ番匠」の兼定棟梁に「死んでから好きなことをやりましょう」と諭して頂きました。
はてさて、移動中に脳ミソが痺れるようなお電話2本ありました。
一本は、国営企業なのかな?位置付け判らないですが誰もが知ってるメジャーな依頼先からのご相談。これは今年の5月くらいから設計士さんから質問頂いていた案件が、動きだしてまして、明日は新宿にある本社でいくつかのヴァリエーションをご担当者さんとかに解説します。凄いよなー。
高知でまったく評価されてない哀しい土方としては、この 立場にいることだけで遠い目になってしまいます。
で、もう1本は古民家を改修して宿泊施設にしようと解体を始めてみたら予想外の白蟻被害で横架材の入れ換えをしたいと緊急招聘を頂いていた案件のご返答でした。
こちらもたいへん大きなゼネコン工事もされている会社なんですが、わざわざ社長さん自らお電話下さいました。「曳家岡本さんの施工品質には及ばないかも知れないですが、オープン予定を遅らせたくないので。他の曳家業者を当たらせて下さい。万が一、他でも都合が付かなかった場合、またご相談させて下さい」。これも堪らなくこちらに配慮下さったお言葉です。
何しろ自分たちは僅か4人の小さな曳家です。実はこの件に関しては、H網とある程度の枕木はあるんで無理矢理、受注させて頂くのはどうか?と内部で意見もあったんですが。紳士的な社長様を含め、こちらの会社様との、お付き合いを充分でない体制で始めさせて頂くことは失礼になるので止めておこう。と決断しました。
逃がした仕事は自分たちの大好物な内容でしたから惜しいですが。何でもかんでも欲張りな ことをして自慢出来ない施工をするのは気持ち良く死ねませんから一旦手を離さして頂きます。それにしても、田舎だと依頼しない仕事の断りの電話は入れてくれませんし。またこちらから電話しても出て下さらない方もいます。
最高の状態で曳家岡本に頼んで良かった。と思って頂ける状態でお会いしたいです。そんな訳で大きな現場の合間に、一般住宅の沈下修正(土台揚げ)工事を入れたいですから、どうぞ社寺古民家以外のご相談も宜しくお願いします
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