2021年6月30日 16:50

最近の印象的だった沈下修正工事ご相談事例


小さな曳家岡本では全国、ご招聘いただければどちらにでも出向いております。
最近、お伺いした中で印象的だった事例を書いておきます。
どなたかの参考になれば幸いです

①洋館の沈下修正工事の相談

レーザーポインターで測定してみると、1000分の3程度の沈下量でした。
この程度の沈下量であれば、本格的に沈下修正しなくても、床を張り替えて住みやすく過ごせますから、そうお伝えしたところ。
「サッシや窓枠の動かなくなっている箇所が多くて、それらを全て直すと600万円ほどかかると言われました」
「それならば沈下修正工事で450万円かかったとしても、それで家の傾きが直り、尚且つ、サッシも直るのならそちらを選びたい」と言ってくださったのですが。
築30年を越えていらっしゃいましたので前所有者が何度かのリフォームをされている可能性が高く、傾きを直した際には逆に開閉が悪くなるところが出てくる可能性を指摘させていただきました。

②床下に潜れない家の沈下修正工事の相談

私どもが沈下修正工事させていただく場合は床下に潜れる高さが無くてはなりません。
先ごろ、見せていただいたお家の場合は基礎の立ち上がり(基礎梁)が20cm程度しかありませんでした。
こうなると、床を剝がしていただかないと施工出来ません.

さらに、かつてはタイル貼りの風呂場だったものを、近年になってユニットバスにリフォームしていらっしゃいました。
と、言うことは、ユニットバスの裏側には、かつてのタイルや高基礎に通された土台にアンカーボルトが締め込まれていますので。
一旦、ユニットバスを解体撤去しておいて、上の写真のように縁を切ってから持ち揚げないといけません。

ついでに書いておきますと、浴室廻りの壁が、「モルタル吹き付け塗装」だったりすると、経年で劣化、亀裂が入っていて、そこから雨水が侵入して柱や土台を腐らせている場合もあります。
そうした場合は上の画像のように、社寺・古民家の沈下修正工事を行うと同様に壁を撤去して、柱を掴んで持ち揚げておいて、持ち揚げてから入れ換えなくてなりません。


風呂場、トイレなどの水回りなどが絡む工事、および沈下が進行中に「とりあえず使えるように」とリフォームをしてしまっている場合は、元に戻すための修復費が発生することを憶えておくと良いと思います。
土台揚げ沈下修正工事は、他の工法に比べると、かなり安く直せます。

しかし地盤補強を兼ねた工事ではありませんので、再沈下に対する補償を付けることは出来ません。
それでも布基礎、および布基礎にクラックが入っていて脆弱になっている場合。そして土台や柱の取り換えが必要な場合には、有効な修復方法です。


それと、これは業務としてやっていたわけではありませんが。
最近、「こんな場合はどんな沈下修正工法が適切なんですか?」と相談いただくことが増えてきました。
あくまで曳家目線ではありますが、自分でよろしければお答えしています。
hikiyaokamoto@gmail.comまでご連絡ください。

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