2023年9月19日 15:55

ありがとう!新潟!また来ます!

今年の夏はよく働いたなー。
8月に至っては、日本一の猛暑の中、27日間も働きました!
とうとう新潟撤退です。



前回の現場では施設の都合で粉塵が出せなくて、仕上げのカップをかけられなくて悔しい思いをしました。
強度的には何も変わりませんが、見た目は大事です(と、第一浜名建装の久保田さんもおっしゃってます)

最終チェック!



さらば新潟!!

もともとは、次女がネスパス新潟 原宿店(新潟県のアンテナショップ)でアルバイトさせて頂いていて、コロナ禍で休業中も半年間ほどお給料を頂きました。
父親として、新潟の為に何かさせて頂きたいと思ってました。

そんな時に、新潟で豪雨災害が起きて修復方法を相模さん(オーガニックスタジオ新潟 代表)からお電話いただてご相談頂いたことから「これはお返しするチャンス」とばかりに、沈下修正工法セミナーを新潟の工務店さん向けに出来ないだろうか?と。ウッドステーション塩地会長にご相談させていただいて、「住学」の佐藤さん(サトウ工務店 代表)にアレンジにして頂いたことが発端でした。

「住学」の懇親会で「コロナ禍で仕事が無くてすることないから本を書いていたんですよ」と話したものを佐藤さん、庄司さんが「応援するから出版しましょう!」と云ってくださったことから、
11月15日発売の「曳家岡本口伝 構造から直す本気の住宅再生」(創樹社)となります。
1年かかったのは、具体化したらしたで、大幅に書き直したからです。

「住宅性能向上リノベーション」と云って高気密高断熱や耐震化が語られていますが、それらは建物の基礎、躯体が健常であることが前提です。
「1000分の5までの沈下は床で直せる」と言う建築士や工務店さんは、それは直しているのではなくて「化粧でごまかしている」と認識しているのでしょうか?
座屈している柱を「全体で持っているから大丈夫」と云う方は、「骨 1本くらい折れてても大丈夫」と言えるのでしょうか?
色々な選択肢がありますので、どうぞ一職人の想いを知っていただけると幸いです。



万代橋を散歩?しながら・・・外食するくらいの余裕もあるね><


↑これは、相模社長にご馳走になりました!

曳家岡本は、この後、遅い盆休みを採らせて頂きます。
次は、兵庫県豊岡市に参上します。
本当に新潟の皆さまありがとうございました。

ps
夏の疲れが出たのか?途中で撤退をスムースに出来るように、据え付け後に細かなものを1回、千葉県いすみ市の倉庫に運搬しました。
すると、新潟戻って来たら、蕁麻疹になってしまいました。薬飲むと、喉が渇いて夜中に何度も起きるんでつらいです。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。