新潟市西区でも沈下修正工事やってますー。
オーガニックスタジオ新潟 相模社長は気遣いの人です。
新潟県見附市の現場休日に、「昨年、お世話になったからなー」とわざわざ出迎えに来てくださり。
せっかくだからと、ホテル近くの三条市の本成寺に観光案内して下さいました。ここは京都奈良のお寺や、日光東照宮にも引けを取らない規模で本当に立派なお寺なんですが、観光客もいなければ拝観料も掛からない。凄すぎです。
拝観終わると、「ここの志那そばは美味しいから」と「笹舟」に連れて行ってくださり、食べ終わると。汗を拭くのにとコンパクトタオルを出してくださる。
無学なプロレタリアートである曳家職人はそうした所作に、オーガニックスタジオ新潟を創り上げたお人柄を見てしまう。
前回の現場での見学会の後、オーガニックスタジオ新潟の阿部さんから、沈下修正工事に関する相談をいただいた。
スケルトンにした倉庫を本格的な住居に変更する工事。
しかし15坪で最大80mm沈下している。これを床でごまかしながら仕上げると、家の為に良くない。
さらに、後から入る全ての職人が収め方で苦労せねばならなくなる。
じゃあ・・・沈下修正工事やっておくか!と云う流れです(たぶん)
外から見ると、こんな感じです。
内側からです。
で・・元は倉庫ですから、シャッター部分は柱がありません。で、せっかくスケルトンだし。
前回の現場用に持参していた枕木もありますから、1階の柱の無い部分にも「応援」です。
快調に進むかと見えますが・・・
土台の乾燥に伴う割れが、まあまああります。そしてボルト穴に遊びがありません。
なので、不用意に「伸ばしナット」を使うと、土台の割れが大きくなる可能性があります。
そこで・・・錐でアンカー穴を少しだけ拡げます。
上手く揚がってくれてます。
レベル取りながら、イタウバをスペーサーとして挿入です。
↑、スペーサーに使うハードウッドが足らなくなったんで。反っているんで使っていなかったイタウバとオーストラリア檜をダイアン建築 大岩棟梁の工場に持ち込んでプレナーかけて頂きました!ダイアン棟梁ありがとうございました。
ついでに書いておくと。輸送車の荷台が自分らの資材が重くて穴開きました!
ドライバーさんが「あの残りのジャッキ入れているカゴはもっと重いでしょうか?」とご心配されていましたけど。無問題です。
休憩時間には、オーガニックスタジオ新潟の社員さんたちが現場見学に来てくださって。自分はいつものように,Chromaticsが好き。ちょっとCARCHESも。とお伝えしました。
チームオガスタさんからは、アイスランドのミュージシャン Ásgeirが素晴らしい。と激推しされたんですが・・「これって下北沢あたりの古着屋で流れているようなヤングな音楽だなー」と思うような老人ですみません。
新潟の建築関係者の勉強会に申し込んでいたら・・自分もトリで(年齢順)でプレゼンしてください。とお声かけ頂いたんで。
自邸を大工さんたちと土台揚げ沈下修正工事をしたばかりの目黒さんと、沈下修正工事をした基礎の補強としての増し打ちの是非などの公開ディスカッションをさせて頂きました。
自分は建築士でもないですが。45年間、建物躯体をどう直すか?を真面目に考えてきました。
そして東日本大震災以降は、「土佐派の曳家」技術が全国に通用するものだ。を知って、光栄なことにトップ集団とお付き合いさせて頂く中で、まあだいぶ「賢く」なったわけですよ(笑)
目黒さんとは事前の打ち合わせを入念にしたうえで、厳しく反論させていただきました。
いやでも仲良しですよ。曳家岡本に1年くらい留学しないか?と打診中です(笑)
ps
新潟県もそうですが。曳家岡本は全国どこでもご招聘あれば伺いますので。
どうぞよろしくお願いいたします。
hikiyaokamoto@gmail.com
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