2024年1月2日 8:50

2024年も曳家岡本よろしく「なめたらいかんぜよ!」(笑)

2024年元旦に起きた石川県能登地震の報道を見てブログ書き直してました。

2023年を振り返ると「行ったことの無かった土地」に新たなにご招聘されることが多かったです。
これは、自分たち曳家岡本が技術面だけでなく「わざわざ出張費を払ってでも信頼できる施工業者だ」と認知されてきたゆえだと思います。
振りかえると、三浦半島で名前のある古民家の曳家+家起こしのご依頼をいただいて最高の出だしになるや!と思ったのも束の間。
法的な問題で工事がキャンセルとなり、どうしよう!!と困っていたら福岡~福島県南相馬市~茨城県水戸市~新潟県2棟~兵庫県豊岡市~岐阜県可児市~埼玉2棟とスケジュールは埋まりました。


世の中には構造部材が白蟻被害や腐っているのに「見て見ぬふり」して床や壁を貼って仕上げてしまう業者もまま存在します。

また、沈下修正工事に於いて、コンクリートを増し打ちした部分を軽く触れるだけでポロポロ落ちてしまうような施工しかしていない先例にも当たります。

こうした見た目だけを化粧でごまかしている「再生」業者を憎みます。
一般の方は、建築のプロに頼んだんだからきれいなったでけでなく安心して暮らせる建物に直してもらった。と考えています。
このような「見た目」だけのリフォーム工事のせいで地震時に耐えられなくなっている事例は普通にあると思います。
これからも「構造から直す本気の住宅再生」を真摯に続けてゆきます。

そして、曳家ですから。家起こしや曳家もご依頼いただければと存じます。





自分でできることがあれば頑張ります。施工だけでなく、修復工事アドバイスなども対応いたします。
建築士の皆さまのサポートをさせていただきますのでご連絡ください。

ところでみなさん夏目雅子さんが土佐弁で「なめたらいかんぜよ!」と啖呵をきる「鬼龍院花子の生涯」は有名ですが、その姉妹編である、浅野温子、池上季実子、緒形拳主演の「陽気楼」をご存知でしょうか?

現在は「得月楼」と名前は変りましたが、土佐を代表する料亭として今も君臨しています。
そこでなんと!「曳家岡本口伝 構造から直す本気の住宅再生」の出版を祝う会を開いていただけることになりました!

「曳家岡本口伝 構造から直す本気の住宅再生」出版記念イベント
「土佐派の曳家」岡本直也氏が、自らの技能や知識を余すことなく記した著書を出版いたしました。
「ごまかし」ではない本気の住宅再生を願う岡本氏の熱い思いがこもった本書の誕生を祝い、記念イベントを開催いたします。
2024年2月10日(土) 開場:16:00 講演:16:30~17:30 懇親会:18:00~20:00
会場:料亭 得月楼 2階大広間(高知市南はりまや町1丁目17番3号) 参加費:8000円
申込み:1月31日(水)までに調整さんにてお申込みください x.gd/rl9Ma (先着60名様) 問合せ:ede_ee@hotmail.com(担当:武政) 会場にて書籍(定価:1980円)を販売いたします。ぜひお買い求めください

岡本はともかく、土佐を代表する料亭に「盆梅」を鑑賞するためにぜひ全国よりご来場ください!

ご質問など、お気軽にhikiyaokamoto@gmail.comまでお願いします。

9年前の、千葉県いすみ市での写真。2人とも若い(笑)

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。