2018年5月17日 19:31

家を降ろしています!

朝霧高原~三重県での文化財修復の現地調査をさせていただきながら、南下しまして。

故郷・高知県に帰りました。

もう揚がったの??違う。違う(笑)違います。

今回は珍しく!!お家を下げてます。

かつて、水害対策と床下を駐車場として利用するために、「下駄ばき」にした、お家なんですが。お施主さんが高齢になって、階段の上り下りが辛くなったために、下げるお仕事をいただきました。

ハッ!柱が切断されております。

少しづつ降ろしている合間に鉄工所さんが来て、据えつけるためのプレートを溶接していますので・・蒸し暑いのがさらに熱い!!

仮設の階段を付けていただいて、お施主さんが出入りしやすいようにしていただいています。

トイレや水道も全てフレキ菅に交換してもらってますので、階上のお施主さんは、普段通りに生活をされています。

家酔い(船酔いみたいなもの?)をされないか?心配しておりますたが、大丈夫とのことです。

 

ps

資材が増えたので、騙し騙しやってましたが。最早、限界のため、高知県嶺北地区の国道沿いに倉庫をお借りしました!!

一安心です。

ps2

近く、広島と熊本に現地調査に出向きます。お近くの方で「そんなら、うちも見て行ってよ!」とのお声をお待ちしておりますので、どうぞよろしく御願いします。

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。