2021年2月25日 10:08

松崎ひでき前浦安市長 立候補されます!

人生に於いて、この方との出逢いが無ければ今の自分は存在しなかった。と思う「恩人」は、めったにいるものではありません。
しかし、3・11当時 浦安市長であられました松崎秀樹先生に対しては、本当に感謝しきれないものがあります。
そして、それだけでなく本当に人間として、政治家として尊敬させていただいています。

松崎秀樹先生と自分は、親しくさせていただいているように見てくださっている方もいらっしゃるかも知れませんが、実は6回しかお逢いしておりません。松崎市長(東日本大震災当時)に浦安市対策本部にご招聘いただいた自分としては、市長のお申し出を断ったことと、特定業者との接点を持つことでご迷惑をかけてはいけない。と対策本部にお呼びいただいてからその後7年間、連絡を取りませんでした。
7年ぶりに、ご連絡させていただいたのは自分が、(株)主婦と生活社から本を出版することになった際に、あの当時、浦安市で何が起きていたのか?を首長と末端の建築職人の対談という形を採って記事掲載させて頂く為でした。
また自分にとって幸いだったのはこの時期、松崎先生が公職を辞していらしたのでお声かけさせていただいてもご迷惑が少なくて済むとも考えました。

この対談の中でも語られていますが。
自分が行政と提携して50名の人工を使って、安価に多くの住宅の沈下修正を総監督させていただく。という案を自分は「そんなことしたら施工品質が保てない」と一蹴してしまいます。
自分としては当たり前の返事をしたつもりだったんですが、松崎市長は「職人というものは凄いな(こんなビジネスチャンスを平気で断るんだ)」と考えてくださったそうです。

以下は、その後、松崎先生の講演を拝聴しての内容を含めての再録となります。

2011年3月29日 浦安市災害対策本部にての松崎市長との会話。
「岡本さんね。浦安は4月15日にはライフラインが復旧します。するとね。次は市民は、傾いた家は直せるんですか?と尋ねてきます。
その時に判りません。ではいけません。我々は市民に解決方法をお伝えしなくてはなりません。
それで、曳家を含めて、こういう家の傾きを直す職人さんって全国的に少ないですよね。岡本さんとお弟子さんたちの住む場所も含めて私たちの方で協力しますから、浦安市に引っ越してくることは出来ますか?」

「浦安がいち早くライフラインの復旧が出来たのは石原都知事が自分のことを憶えてくださっていて東京水道局のOB団体をご紹介くださったのが大きいです。
また彼らが、ものすごく大量の被災状況の画像をこれでもか!というくらいDVDに焼いて残していってくれたんですが。当時はなんでここまでと思っていたんですが、国の災害復旧補助金の算定機関が現地入りするのは被災から3か月くらい後なんです。
その頃には、ほとんど片付けは終わってますから。この資料のある無しで全く支給される金額が大きく変わるんです」

「液状化の砂の処分を含めて、自衛隊の浦安入りがスムースだったのは、危機管理課に習志野の自衛隊員OBの方に入っていただいていたんで、そのお陰でした」

当時、松崎先生は、浦安市富士見に「さくら保育園」を建設中でした。
自分が、なぜ?保育園を造られているんですか?をお尋ねしたところ、「実は私が市長在任中に浦安は待機児童のいない子育てのしやすい街です。と取材に答えたせいで、子育て中の方がたくさん引っ越して来てくださって待機児童が出来てしまったんですよ。それの責任を採らないね(笑)」
とお教えいただきました。

そして、この保育園の保育士にと、当職の家内が保育士であったことを憶えていてくださった松崎先生と奥さま(現在、さくら保育園園長)がお声かけくださいました。
現在、私どもが住んでいる江東区大島からだとアクセスが悪くバス、電車、舞浜駅からは自転車もしくは周回バスという乗り継ぎになるのですが。
松崎先生のお役にたてるならと、家内と2人、休日に、実際に乗り継ぎをしてみて何時に家を出れば間に合うか?を話し合いました。
準備までは参加させていただいたんですが、結局、多くの保育士さんが集まられたことで辞退したんですが。
本当に夫婦ともども感謝しております。

高知での防災勉強会にご出演いただいた際には、奥さまとご一緒に来てくださいまして、2泊3日で高知観光を愉しんでくださいました。
特に久礼の大正町市場と日曜市と高知城はお気に入りくださって同行させていただいた私どもも心から嬉しく思いました。

来月3月21日に浦安市市長選が行われます。

松崎ひでき先生のtwitterです
twitter.com/JA1IOI

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。