2021年8月17日 13:02

豪雨災害:浸水から家を守る方法

テレビ見ていると豪雨災害の状況がたくさん報道されてます。

今後、豪雨災害は増えるでしょうから、解決策の一つとして曳家による嵩揚げ工事が提案されることもあるかと思います。

浸水した建物の場合、壁や土台の消毒、乾燥が必要です。
畳と床板を剝がして消毒液を散布している映像がニュースで流れますが。今の高気密住宅ではそんなことしても壁の中、乾きません。カビだらけになります。

嵩揚げ工事+1階部分のスケルトンリフォームお薦めです。

ローコスト住宅や昭和40年代に建てられた質の悪い住宅だと、費用対効果で考えて止めた方が良いでしょうが。
ご立派な家であればやる価値はあると思います。



※この画像は、基礎の造り替え風景です。
嵩揚げ工事は弊社の工具の場合、2m程度まで問題なく施工できます。※嵩揚げ工事には大量の資材を使います。
出来れば工務店様もしくはグループで、3棟ほどまとめて頂けると安価になります。

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。