南国土佐を後にして~高知で沈下修正工事 完了です。
2年ぶりの出身地・高知県での沈下修正工事でした。
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前回のブログの後編ですので、前回を読まれてない方はぜひ見てから、こちらへ戻ってきてくださいませ。
ただでさえ季節外れの真夏日続きの酷暑で参っているのに、床下には「素敵な」断熱材が垂れさがってました><。
この画像は、まだ生易しい部分です。
3人で床下でマスクしてても首筋とかに触れて痒くて辛かったです。
この年代の基礎の鉄筋の入り方は、結構、いい加減でして。
横筋も低い位置にあるところもあれば、高いところもあったりでした。
ブリッジ鉄板を通すために、開けた基礎の8か所だけ横筋がありました。
それを溶接して復旧します。
被りはそれぞれ3cmは獲ります。
そして、基礎復旧です。
曳家ならではのコンパネの充て方ですよね(笑)
写真撮り忘れましたが、自分が組んでいたところも、堅田部長が通りすぎながら。
「そういう組み方は、曳家じゃないと考えないですよね」と言います。
基礎の内側から、頑張って詰めて、コンパネを外すと!!!
ところで、リニューアルした「曳家岡本」HPには弊社と、悪質業者の土台揚げ沈下修正工事の基礎修復の違いを比較していただくために掲載しています。
実のところ、ずっと「比較広告は下品なもの」と考えて発注者側が勉強してくだされば良いかなーと思っていたんですが。
「悪い施工事例」は隠されていることも多いですので建築士、お施主さんに知っていただきたく公開しました。
ちなみに、以前にfacebook上で掲載した際に、建築関係者から「丁寧に詰めているのと、そうでない違いだけでは?」というコメントをいただきました。
もちろんそうなんですが、それだけでは乾いたあとに収縮する(痩せると云います)コンクリートでは、天端まできれいにぴったりと詰めることは出来ません!
一部の土台揚げ沈下修正工事をされている業者さんは、解決策として無収縮モルタルを使用しています。
弊社では、沈下量3cm以上幅からは必ずコンクリートを使っています。
そもそもモルタルは通常は、表面の仕上げ時に化粧として使うものです。
逆にコンクリートは強度を担う構造材です。
そのコンクリートを乾いた後に痩せさせないよう、僅かに発砲する接着剤を混ぜて、既存基礎とのコールドジョイントも避けるようにしています。
土台揚げ沈下修正工事は、他の沈下修正工事工法に比べれば、安価なことだったり。
布基礎だったり、隣接のお家との距離が近すぎてトンネルが掘れないためにアンダーピニング工事や耐圧板工事が選べない場合の工法と思われがちですが。
そうした面だけでなく、良い部分もたくさんあります。
↑玄関ですが、タイルの縁切りをした後に白蟻被害を受けていた部分に、ヒバオイルを塗布しておきました。
全床下を~はサービスでは出来ませんが。ここは放置出来ないよなー。
ちなみに、防蟻剤を使用する前には入居されるお施主さんは「化学物質過敏症では無いか?」の確認もしました。
ヒバオイルとは云え、防蟻用ですから、100%純粋成分ではないでしょうから、気をつけておかないといけないですよね。
自分が、倉庫に工具の積み換えに行っている間に、堅田部長と宏くんが丁寧に、掃除してくれてました。
美装業者さん入られるそうですが、出来る範囲で、きれいにしておくと気持ち良いですよね。
気持ち良い工事したいです。
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