2022年7月29日 19:21

千葉県茂原市で沈下修正工事やってます!

谷中の現場を抜けさせていただいて、千葉県茂原市のお家の沈下修正工事に伺ってました。

こちらは、弊社の、関東拠点である、いすみ市にある酒井工務店さんからご依頼頂きました。
事前に施工範囲内になる配管関係のフレキ管への交換や切断を御願いしていたにも関わらず、


土台下で計測してみると。
FLとはやや違う数字になりまして、色々と考えて「やれることはやっておこう」と施工範囲を拡げたので、追加でガス管を切って貰うお願いをしました。

更には、築40年前後のお家ですので、アンカーボルトは短いものだと予測して、斫りだしておいて埋め戻しのつもりの見積もりを出していたんですが。
なんと土台下に25cm以上も降りています。
これを斫り出して埋め戻しても誰にも判らないでしょうが。
基礎立ち上がりの強度を落すことになりますので、途中で切断して溶接することにしました。

お施主さんには判らない。としても、ご一任いただいたお家でベストを尽くすべくやってます。

一部、根太の間から「伸ばしナット」を入れることの出来る箇所がある。

というので、夜、倉庫まで取りに行ったのですが・・結局は使用できませんでした。
ナットは外せたのですが、座彫りして、挿入している座金が外せず。取り付けが出来ませんでした。
結果、全て溶接をすることにしました。

現場をやっていると、人の作ったお家ですから。想像とは違う細工をされていることが多々あります。
←勝手口の階段の裏側の基礎が一部、作られてなかったり!

それゆえ、構造の絡む改修は建築関係者はなるべく避けたいところです。
新築は何もないところから始めるわけですから、ある意味、現場作業は予測が付きやすく工程も出しやすいです。

今回は、なかなか上手く工程スケジュールを出せず皆さまにご迷惑かけました。
小さな短期間で終わる工事は読みが難しいです。

ps
暑いすね。
夏の日差しを浴びて青々と元気に繁殖している雑草を見て,羨ましいなー。自分も若いころあったなーとおセンチになったりしてます.

ps2
お気軽にお問い合わせください。hikiyaokamoto@gmail.com

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。